傭兵団の料理番21巻は、シュリがこじれてしまった仲間たちとの関係を見つめ直し、料理や交流を通して距離を縮めていく「人間ドラマ中心の巻」です。
読む前に雰囲気だけ知りたい方は「読む前ガイド」をチェック(向いている人・合わない人が分かります)
「バトルよりも仲間との交流や人間ドラマ中心の話を読みたいなら21巻は推せる巻です。」
傭兵団の料理番21巻のあらすじ

ガングレイブ達の”作戦”によってゼロ達を助けに来たもう一人のヴァルヴァの民である「ヨン」を捕まえ、尋問することができましたが、それが原因で彼らとの関係が悪くなってしまことに。
その影響は日々の生活や仕事にも表れ始め、徐々に城内の空気が悪くなっていくのを見て、シュリはこの状況を放置できず、ゼロ達と話し合う決断をします。
そこでシュリはこの状況を打破し、お互いに歩み寄るためにゼロ達と「真剣な話」をすることを提案。
ですがお互いに話をしていくうちに「ヴァルヴァの民を巡る新たな事実も明らかになっていきます。
傭兵団の料理番21巻の見所ポイント3選

1.まさかの再会と伏線回収が面白すぎる
物語後半ではなんと以前シュリたちと会ったことのある“ある二人”があろうことか神殿騎士として登場する大きな伏線となります。
ですがこのシーンは「シュリたちと読者の間で感じ方が違う」所で、私も驚くシュリたちを尻目に「どこか待ち望んでいた」読者目線での感覚を覚えていました。
「読者には事前に文章で伝えておき、シュリ達はその時に始めて遭遇する」という描写の仕方が面白く、伏線そのもの以上に、読者とシュリたちで情報量に差をつける描写が印象に残りました。
”伏線の出し方と読者への描写の仕方が巧み”でこうした描写が好きな方には刺さると思います
2.シュリとミナフェ、フィンツェの料理人ドラマ
この巻で個人的に推したいのはシュリと「ミナフェとフィンツェ」との関係の大きな変化です。
料理人としてお互いに敬意を払いつつも、必ず自分が上に行くという3人の純粋な料理人ドラマはかなりの見どころ。
料理人として相手よりもより上を目指すという「シュリのバチバチの闘志と覚悟」が感じられ、”ぼんやりとしたライバル意識が明確になった”印象を受けました。
”シュリ、ミナフェ、フィンツェの3人の料理人ドラマ”は他の話とは一風変わっていて、ここだけスピンオフでもいいと思えるくらいです。
3.大きな動きこそないものの「確実に進み始める物語」に期待が高まる
21巻は大事件を一気に進める巻ではなく、今後の物語につながる人間関係や伏線を積み重ねる巻です。
特に興味深いのはとらえていたヴァルヴァの民の子達との交流で、「ほのぼのとシリアスさが絶妙に混ざり合った」場面があり、そこは目が離せません。
また、物語後半では”料理人としてのシュリ自身”にも大きくスポットがあてられた内容で、読後に感じられる「シュリの確かな変化」はシュリ好きのファンなら最高です。
”ヴァルヴァの民の秘密、シュリのターニングポイント”、この二つに大きく興味が湧くシリーズ読者なら必読の内容です。
傭兵団の料理番21巻の一番の名言

このセリフはシュリが篠目との一件を思い出し、”改めて料理人として打ち勝つという決意表明”の言葉です。
冒頭に「必ず、僕が必ず」と繰り返している辺り、シュリの料理人としての本気の気持ちがページからも伝わってきました。
「必ず、僕が必ず、あいつをエクレスさんの前に引きずり出して、土下座させます」
出典:「傭兵団の料理番21巻」 出版:ヒーロー文庫 原作:川井昴 引用:P134~
そして今回は自分の負けん気だけではなく、仲間の想いに答えるために闘おうとするので、そこもまた痺れるポイントなんです。
”シュリが料理人として、大きく前進する転換点”で、そういった成長を目にしたいかたには刺さる一冊だと感じました。
傭兵団の料理番21巻を読んだ個人的な感想・レビュー


16〜17巻の緊張感が常に感じられた内容とは違い、21巻は「準備期間」のような印象でした。
21巻も派手なバトルなどは控えめですが、その分恋愛、人間関係、料理人としての成長など、シュリを取り巻く人間関係が少しずつ動いていきます。
17巻のようなクウガ、ミコト、ヒリュウ、リュウファが繰り広げた熱いバトルもいいですが、こういう日常寄りでありつつ、物語の核心へと迫る展開も好きですね。
いずれまた、今の静けさが嘘のような「激しい戦い」が待っているかと思うと、どうしても続きが見たくなりますね。
傭兵団の料理番21巻を簡単に総評すると「シュリとヨンたちとの交流やミナフェとフィンツェとの料理人同士の絆が引き込まれる話」です。
傭兵団の料理番21巻を読んだまとめ

最後に個人的な見どころをまとめていきます。
傭兵団の料理番21巻は人間関係中心で全体的に平和な”対話と歩み寄りの”の一冊でした。
- ヨンたちとの関係を巡る人間ドラマ
- シュリ・ミナフェ・フィンツェの料理人としての関係
- 次巻以降につながる伏線
ヴァルヴァの民の悲願、”料理人”としてのシュリの決意表明、神殿勢力から来た「意外な人物」との再会等、静かながらも次への伏線をしっかりと構築してくる一冊でした。
「ここまでシリーズを読んできたあなたなら、次巻への伏線が目白押しの21巻は次巻が気になる一冊です。」👇
「”傭兵団の料理番”の魅力を一から知りたい方はこちら」(未読者用)
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