- 事件ってどんなものがある?
- ミステリー要素は面白い?
- ネタバレなしで知りたい
そんな方向けに、事件をネタバレ控えめで紹介します。
結論だけ知りたい方へ

- 小さな事件が大きな事件へ繋がる
- 毒・薬・人間関係が事件の鍵
- 後半ほど事件の規模が大きくなる
- 事件だけでなく伏線も魅力
薬屋のひとりごとの事件一覧

1巻
皇子連続不審死事件
後宮内にて噂になっている原因不明の皇子連続不審死事件に猫猫が持ち前に知識と好奇心で挑む事件。
見どころ
猫猫が作中で初めて取り組んだ事件の一つで、猫猫の個性や性格がよく分かります。
また、毒に対する無知の怖さというものを物語を通して伝わってくるのが印象的。
読むとわかる魅力
原因不明の皇子不審死事件に隠されていた、意外な理由と真実にも驚かされます。
また、作品にとっても猫猫と壬氏が出会いことになる記念すべき事件なのも見どころ。
園遊会事件
帝の寵愛を受ける”4妃”が集まる園遊会にて発生する毒殺未遂事件で毒見役として猫猫が巻き込まれる事件。
見どころ
事件を通して後宮内のパワーバランスや人間関係の複雑さが味わえるのが楽しい。
読むと分かる魅力
園遊会事件では猫猫の毒への執着と好奇心の高さが際立つシーンが多いです。
また、事件の裏に隠されていたストーリーも作り込まれていて、没入感が高い。
緑青館心中事件
一時的に緑青館に里帰りを果たした猫猫が遭遇する、客と妓女同士の間で起きた心中事件。
見どころ
猫猫の古巣、緑青館で繰り広げられるこの事件では猫猫の後宮で過ごしている時とは違う一面を見ることができるエピソードです。
読むと分かる魅力
後宮とは違う妓楼という環境での人の想いや愚かさが細かく表現されていて読み応えがあります。
「後宮ミステリーの始まりとなる記念すべき1巻のネタバレ控えめ感想はこちら」
▶︎薬屋のひとりごと1巻のネタバレ控えめ感想
2巻
不可解な煙管事件
猫猫が少し前に後宮内で発生した小火と現場で発見された謎の煙管について推理する事件です。
見どころ
ただの煙管の火の不始末かと思いきや、後の物語にも関わってくる、重要な布石が仕込まれているのが見どころ。
読むと分かる魅力
猫猫が事件のカラクリを実際に再現する場面があり、その時のリアルさと李白と猫猫のやり取りが面白い話です。
河豚の鱠の食中毒事件
とある官僚の河豚の鱠による食中毒事件に隠されている謎に猫猫が挑む内容。
読むと分かる魅力
この事件もただの食中毒かと思いきや、意外なカラクリが隠されていて、猫猫の洞察力と行動力の凄さが改めて伝わってくる事件。
壬氏暗殺未遂事件
これまでの事件から壬氏に危険が迫っていることを悟った猫猫が命懸けで行動する展開。
見どころ
一つ一つの事件の伏線が猫猫の推理で繋がっていく感覚が爽快な物語構成のエピソード。
読むと分かる魅力
この事件では普段壬氏を厄介者扱いしている猫猫が壬氏を救うために”時に捨て身”で事件解決を目指す姿が胸に残ります。
「一連の事件の繋がりと壬氏に迫る危機に立ち上がる猫猫の雄姿が特徴の2巻の感想はこちら」
▶︎薬屋のひとりごと2巻のネタバレ控えめ感想
3巻
冬人夏草事件
ある女官の失踪事件で猫猫が感じた違和感、そこから、毒物と人の業が織りなす物語。
見どころ
と猫猫の毒物への知識の深さと後宮内の闇の深い女性同士の人間関係の描写が恐ろしいです。
読むと分かる魅力
女の嫉妬と悪意、人間の醜い部分の表現と猫猫の冷静な推理で真実を明らかにしていく過程は爽快です。
月精の正体事件
外国から来た特使の要望で、遥か昔に存在していたという”月精”を見つけることになった猫猫と壬氏の事件。
見どころ
月精の意外な正体と真実と猫猫と壬氏の微笑ましいやり取りも読んでいて目を惹かれる構成。
読むと分かる魅力
月精のカラクリと猫猫の機転、そして幻想的で美しい月精の表現の仕方が巧みです。
避暑地での壬氏襲撃事件
仕事で避暑地に向かう壬氏に同行する猫猫が壬氏を狙う勢力からの襲撃に巻き込まれる展開。
見どころ
極限の状況で描かれる猫猫と壬氏のラブロマンの描写が尊いの一言。
読むと分かる魅力
なぜ壬氏が狙われるのか?、そんなことを考える間に挟まれる、猫猫と壬氏の距離が、近づくやり取り。
そして、シリーズの中でも有数の名シーンである”蛙事件”も意表を突かれます。
「薬屋のひとりごとシリーズの中でも屈指の名場面である”蛙事件”が炸裂する3巻のネタバレ控えめ感想はこちら」
▶︎薬屋のひとりごと3巻のネタバレ控えめ感想
4巻
踊る幽霊事件
後宮の四夫人の一人、里樹妃の住居で出没するという”謎の幽霊”の正体に猫猫が迫る事件。
見どころ
幽霊事件に隠されていた仕掛けと里樹妃の切実な心情描写が読んでいると応援したくなってきます。
読むとわかる魅力
この事件では猫猫の知識の深さが改めてよくわかる話でした。
毒や薬のみならず、自然現象などにも見識がある猫猫の知識量とそれを応用する推理には脱帽。
後宮に巣くう悪意と猫猫拉致事件
今までの壬氏を狙った事件に後宮に巣くう悪意が関わっていると睨んだ猫猫が謎の勢力に拉致されてしまう事件。
見どころ
事件の真相に近づいていく緊張感と猫猫が拉致されるという衝撃展開から壬氏たちのリアクションまで目を引くところが多いです。
読むとわかる魅力
いつもはドライな猫猫が拉致されながらも冷静に知恵を働かせようとする場面は不安になりますが安心感が感じられて面白いです。
猫猫奪還作戦
拉致されてしまった猫猫を救出するために壬氏たちが発案する国を揺るがす一大事件。
見どころ
囚われの身である猫猫を救うべく決断する壬氏の覚悟と強い思いは4巻の中でもかなり盛り上がるシーンです。
読むとわかる魅力
敵側のどこか切ない事情や最後に猫猫が壬氏に見せるデレシーンが粋な構成です。
「怒涛の伏線回収と展開に緊張感が途切れない4巻の感想はこちら」
▶︎薬屋のひとりごと4巻のネタバレ控えめ感想
5巻
白娘々のまじないの真実
義弟の羅半に連れられて猫猫は都で話題の魔術師”白娘々”の劇を見に行くことに、様々なまじないを見せられる中、猫猫はまじないの謎を見破ろうとします。
見どころ
白娘々の繰り出す魔術の描写は臨場感を感じる書き方で猫猫の落ち着いた分析の言葉も相まって純粋に楽しめます。
読むとわかる魅力
羅半に対して基本辛辣な猫猫とそれを飄々とかわしつつ猫猫とやり取りをする羅半の関係が真剣に推理するところなのに笑ってきてしまいます。
紙の村の利権争い事件
西都に向かう壬氏に同行することになった猫猫ですが、道中のやぶ医者のおっちゃんの故郷である紙の村に寄った際に巻き込まれる事件。
見どころ
理不尽な要求をしてくる輩に見せる猫猫の度胸とそんな猫猫を静かにフォローする壬氏との痛快なやり取りが魅力的です。
読むとわかる魅力
この事件ではやぶ医者のおっちゃんも出てくるのですが、緊迫した状況でもやぶ医者のおっちゃんの癒し効果は健在で読んでいるとホッとします。
西都での里樹妃獅子襲撃事件
西都での夜会にて獅子が披露されるイベントがあり、何故かその獅子が里樹妃を襲ってしまう事件。
見どころ
襲撃事件の裏にある里樹妃を巡る複雑な家族関係などに焦点が当てられるところが見どころ。
読むと分かる魅力
この事件では里樹妃と馬閃との関係の重要な展開点になっていて、二人の関係の始まりに釘付けになりました。
「白娘々の伏線と西都へと向かう猫猫たちの旅路が描かれる5巻の感想はこちら」
▶︎薬屋のひとりごと5巻のネタバレ控えめ感想
6巻
浮かぶ花嫁事件
西都にてとある家の結婚式の宴に招かれた猫猫たちだったが、その家の花嫁が目の前で不可解な自殺をしてしまう事件。
見どころ
巧妙なトリックと切ない家族愛が描かれています。
また、事件を解決する際の猫猫と壬氏の心の揺らぎなども細かく描写されている物語です。
読むと分かる魅力
綺麗にまとめられていながらも、必ずしも幸せとは言い難い最後をしていました。
特に壬氏の全てを知った上での葛藤シーンは心が揺さぶられます。
踊る水精の謎
薬草の補充のためにたまたま訪れた村で猫猫が知った”村に伝わる踊る水精”の謎を紐解いていく展開。
見どころ
村に伝わる風習と微かに感じる白娘娘の影、猫猫の推理によって少しずつ明らかになっていくのが注目です。
読むと分かる魅力
西都編にて様々な事件の裏で存在を匂わせていた白娘娘の秘密について知ることができるのがファンとしては嬉しいところ。
里樹妃の受難と結末
西都から帰った矢先に里樹妃はあらぬ疑いをかけられてしまい、猫猫が里樹妃を救うために奮闘する物語。
見どころ
様々な陰謀や悪意が渦巻く中で、里樹妃を救うために懸命に動く猫猫と馬閃の姿は読者としても印象に残ります。
読むと分かる魅力
里樹妃と馬閃の恋愛模様や白娘娘の執念などが文章からも伝わってきて、緊張感が常に感じられました。
「白娘娘を巡る一連の事件の節目が描かれる6巻の感想はこちら」
▶︎薬屋のひとりごと6巻のネタバレ控えめ感想
7巻
愛凛妃の思惑と謎
砂欧からの特使である愛凛妃が猫猫、姚、燕燕に渡した紙切れから端を発する謎に三人が挑む。
見どころ
久しぶりに登場する愛凛妃と猫猫たちの知恵比べが後の物語にも関わってきて、目が離せない内容。
読むと分かる魅力
猫猫の新しい仲間である姚と燕燕との絡みも物語にメリハリを与えていて、謎解きもキャラ同士のやり取りも楽しめました。
砂欧の巫女毒殺未遂事件
砂欧から来た巫女の食事に毒が入られ、毒見役だった姚が倒れてしまう内容。
見どころ
姚が毒に倒れるという急展開と、砂欧の巫女と愛凛妃の謎に大きく迫っていく7巻の中でもかなり盛り上がるシーンです。
読むと分かる魅力
巫女と一連の事件との謎が深まる中での突然の展開に驚きつつも、猫猫と羅門が導き出した真実は予想していませんでした。
「愛凛妃と砂欧の巫女の陰謀に猫猫たちが翻弄される7巻の巻はこちら」
▶︎薬屋のひとりごと7巻のネタバレ控えめ感想
8巻
雷鳴事件
猫猫、姚、燕燕の三人は羅門と共に、雷雨の降る日に発生した婦女暴行事件を調査することになります。
見どころ
容疑者である三兄弟の供述から推理し、矛盾点を突き止め過程がミステリー好きなら必見。
読むと分かる魅力
猫猫の推理もですが、猫猫の師匠でもある羅門の洞察力もすごいと言わざるを得ません。
あまり出番のなかった羅門の推理シーンは新鮮に感じました。
玉葉后の簪盗難事件
久しぶりに玉葉后の元に訪れた猫猫は玉葉后の簪が盗ませた現場に居合わせて解決に乗り出すことになります。
見どころ
単なる盗難事件では無く、心に響く人間ドラマが組み込まれた粋な話です。
読むと分かる魅力
事件が進展するごとに、玉葉后を中心とした侍女たちとのやり取りには思わず胸が熱くなりました。
壬氏と羅漢の囲碁対決と一悶着
急遽開かれることになった囲碁大会に何故か壬氏が参加し羅漢と対決することになります。
しかし、そこに思わぬ乱入者が現れ、猫猫はまた巻き込まれてしまう展開。
見どころ
雷鳴事件の関係者による乱入と続き、そしてそれに伴うあまりにも予想不可能な結末など、目まぐるしく変化していく物語に注目です。
読むとわかる魅力
羅漢に勝つために並々ならぬ思いを抱えた壬氏の心情と水を差されてしまった失望と怒りの感情など、人知れず孤軍奮闘する壬氏の様子は読んでいて応援したくなります。
「囲碁対決に秘められた壬氏の覚悟が描かれる8巻の感想記事はこちら」
▶︎薬屋のひとりごと8巻のネタバレ控えめ感想
9巻
華佗の書の伝説と羅門の謎解き
猫猫は姚と燕燕と共に羅半の家にあるという伝説の医術書である「華佗の書」を見つけるために、羅門の出した謎に挑む回です。
見どころ
華佗の書を巡る謎にそれぞれの知恵を出し合って挑む猫猫たちの考察シーンや秘められていた羅門の想いに触れる場面に目が惹かれます。
読むとわかる魅力
猫猫たちが実際に推理するのに合わせて、読みながら自分も推理できるのが臨場感を感じられるいい構成でした。
消えたやぶ医者のおっちゃんの行方
西都に到着してすぐに行方が分からなくなったやぶ医者のおっちゃんの行方を猫猫たちが推理しながら探す内容。
見どころ
仕事はできないが見捨てることのできない猫猫のやぶ医者のおっちゃんへの優しさが話の所々から感じ取れるのが印象的なポイントです。
読むとわかる魅力
読者にとっても癒し要素であるやぶ医者のおっちゃんの魅力が味わえるエピソードで、読んでいて本当に温かい気持ちになりました。
「2度目の西都編の前の準備段階となる物語である9巻の感想記事はこちら」
▶︎薬屋のひとりごと9巻のネタバレ控えめ感想
10巻
風読みの民の秘密
迫りくる蝗害の突破口を探すべく、ある農村で念真という老人から風読みの民についての話を聞くことになります。
見どころ
風読みの民について知るたびに、頭の中で伏線が繋がっていく感覚がしていく、重要な展開が多いです。
読むとわかる魅力
中庭に現れる飛頭蛮
何か月か前から屋敷を騒がしている飛頭蛮の存在を猫猫が天裕と共に調査する事件。
見どころ
猫猫と天裕の凸凹コンビの軽快なやり取りや飛頭蛮の衝撃の正体に目を奪われる展開。
読むとわかる魅力
わずかな手がかりを泥臭く収集する猫猫の様子はさながら刑事のようで、謎への好奇心の強さが改めて伝わってくる場面でした。
蝗害の脅威と猫猫の奮闘
農村にてついにやってきた蝗害に猫猫たちがあらゆる手を使って戦い抜く鬼気迫る事件。
見どころ
生々しい蝗害に巻き込まれる人々の悲鳴や恐怖に飲み込まれていく描写が迫真で一気に物語に引きずりこまれる書き方が巧みです。
読むとわかる魅力
いつも冷静に行動する猫猫でさえも狂気に飲まれそうになる展開には読んでいるこちらさえも思わず背筋が凍る勢いでした。
「蝗害と風読みの民の謎に猫猫が迫る10巻の感想記事はこちら」
▶︎薬屋のひとりごと10巻のネタバレ控えめ感想
11巻
壬氏の行動と玉鶯の思惑
蝗害の対応に追われる壬氏と被害を逆手にとって策略を張り巡らせる玉鶯の思惑が見える事件。
見どころ
この事件では玉鶯の野心深さと狡猾さが際立つシーンで非常にキャラが立っているので、玉鶯というキャラを深く知りたいなら注目のポイントです。
読むとわかる魅力
物語のボルテージが急速に加速し始め、玉鶯と壬氏の政治戦が最高潮になる展開で緊張感が持続します。
羅半の手紙に隠されたメッセージ
羅半から送られた手紙に隠されたメッセージを猫猫が読み解き、西都の経済活動の裏にある秘密に迫る事件です。
見どころ
羅半からの手紙に仕込まれたメッセージを読み解き、瞬時に次の展開を推理する猫猫の推理力は見所の一つ。
読むとわかる魅力
謎だけでなく、手紙に込められている姚の気持ちにも焦点を当ててみるとまた違った視点で楽しめます
陸孫の選択と因果
西都にて猫猫たちをサポートしてきた陸孫の謎に大きく切り込んでいく展開です。
事件の種類をまとめる
見どころ
陸孫というキャラにスポットライトを当てている構成で、過去、伏線、結末までが綺麗に描かれています。
読むとわかる魅力
堰を切るかのように書き出されている陸孫の心情や想いの強さには陸孫好きなファンの方なら満足いく内容です。
12巻
玉鶯の息子襲撃事件
玉鶯の姪である小紅に連れられた先で襲撃され負傷している玉鶯の息子を発見した猫猫が治療と考察をする事件。
見どころ
助けを求められた猫猫が相手の思惑や政治的な忖度などを考えつつも薬屋として最後は行動するところが人間味が感じられます。
読むとわかる魅力
襲われた状況と怪我の具合から襲撃犯の思惑や勢力などを猫猫が冷静に考察するところが読んでいて面白い。
2度目となる猫猫拉致事件
今度は盗賊たちに拉致された猫猫が居合わせた小紅と共にどうにか脱出を図る内容。
見どころ
シリーズの中でもかなりの猫猫ピンチ回であり、猫猫の薬学、度胸、行動力が最大限発揮される物語です。
読むとわかる魅力
ミステリー物では珍しいくらいに猫猫が大立ち回りをする場面が豊富でいつもと違う雰囲気の物語構成は12巻ならではの魅力。
「シリーズで最も猫猫にピンチが迫る怒涛の展開が繰り広げられる12巻の感想はこちら」
▶︎薬屋のひとりごと12巻のネタバレ控えめ感想
13巻
羅半と首吊り死体の謎
宮廷に帰った猫猫が羅半と遭遇する、不可解な首吊り死体の謎を解く事件。
見どころ
猫猫が推理して羅半がそれを補強するような、いつもは仲があまり良く無い二人のキャラが生き生きしています。
読むと分かる魅力
ただの自殺事件と思いきや、しっかりと話を聞いていくと違和感が浮き彫りになっていくミステリー展開が粋な構成です。
燕燕と猫猫の姚の将来の話
燕燕から姚の将来についての相談に猫猫が辟易しながら臨む内容。
見どころ
燕燕の暴走ぶりと猫猫のドライなツッコミがギャップを生み、独特の雰囲気を味わえる話です。
読むと分かる魅力
猫猫、姚、燕燕の当初の関係を思い返すと「よくここまで仲良しになったなぁ」と感慨深い気持ちを読んでいると感じますね。
壬氏への想いに真剣に答える猫猫
壬氏の想いに応えることを決めた猫猫が自分なりの決意と覚悟を壬氏に示そうとする展開。
見どころ
浮き足立つ壬氏と静かに、淡々と将来を見据える猫猫の行動が切なさを感じるエピソードです。
読むと分かる魅力
壬氏と猫猫の関係が進展したことを証明する名シーンです。
しかし、同時に猫猫と壬氏の恋愛に障害が多いことも読者に突きつけてきます。
「猫猫の周囲の人間関係に焦点を当てた異色の巻である13巻の感想記事はこちら」
▶︎薬屋のひとりごと13巻のネタバレ控えめ感想
14巻
辰の一族の家宝と卯の一族
名持ちの一族である辰の一族と卯の一族との間の家宝を巡る過去の謎に猫猫が切りこむ事件。
見どころ
この事件では珍しいことに猫猫と羅漢が共に事件に取り組むシーンが羅漢への猫猫への気持ちの変化が感じられます。
読むとわかる魅力
猫猫の羅の一族以外の名持ちの一族同士の関係やそこにある人間ドラマなどがしっかりと描かれている内容。
緑青館での翡翠の牌盗難事件
緑青館で猫猫の姉貴分の女華の持つ、”翡翠の牌”が盗まれ猫猫が犯人探しを受け持つ事件。
見どころ
好奇心がくすぐられるミステリーと猫猫と女華とのやり取りが絶妙にバランスの取れた物語構成になっています。
読むとわかる魅力
猫猫の古巣である緑青館も猫猫が変わっていくように人も環境も変化していくという、どこか寂しさが文面から伝わってくるのが胸を撃たれますね。
華佗の子孫を巡る謎
”華佗の書”の子孫を巡り様々な思惑が交錯する中、猫猫が華佗の子孫に繋がる謎を紐解いていく内容。
見どころ
猫猫の推理力や洞察力も進化していると感じるエピソードで、猫猫のこれまでの事件などで培った経験が発揮される場面が多い。
読むとわかる魅力
この事件を読むと華佗の書の製作者の影に大きく迫ることができ、「見方が大きく変わるキャラ」がでてくるのがポイントです。
「華佗の書の子孫の謎を中心に巻き起こる陰謀劇が描かれる14巻の感想記事はこちら」
▶︎薬屋のひとりごと14巻のネタバレ控えめ感想
15巻
唐突な医官選抜試験の裏事情
ある日突然医官選抜試験を受けることになった猫猫がその裏側を推理していく展開。
見どころ
薬屋としてではなく、医療従事者として成長する猫猫の過程がしっかりと描写されていて、ミステリー要素も相まって考察が止まらなくなる構成。
読むとわかる魅力
選抜試験の裏事情に気づいた時の衝撃は中々で、気軽に読んでいると不意を突かれる手の込んだ物語になっています。
猫猫一世一代の大手術
選抜試験の末、ある重要人物を手術する猫猫たちの息をのむような医療ドラマが展開される物語。
見どころ
個性豊かな医官の仲間たちと共に手術に挑む猫猫の焦りや不安、緊張などが文章からもひしひしと伝わってきます。
読むとわかる魅力
この回ではミステリー要素よりも医学要素や猫猫や天裕などの医官同士の人間ドラマに焦点を当てている他の巻とは一風変わった切り口が楽しめるエピソードです。
「猫猫の人生史上最も過酷な医療物語が特徴の15巻の感想記事はこちら」
▶︎薬屋のひとりごと15巻のネタバレ控えめ感想
16巻
呪いの壺の謎
皇太后の安氏からの依頼で安氏の異母兄である豪の家から発見された”呪いの壺”を巡る謎に挑む事件。
見どころ
猫猫と壬氏で謎に取り組む光景と読者も参加して推理する話の作りは没入感が高まり、集中して楽しめます。
読むとわかる魅力
最後まで物語を読むと、人の愚かさや業の深さがまじまじと感じられる、色々と考えさせられる独特の余韻が残る事件でした。
忍び寄る疱瘡の危機と対策
近隣の村で発生し始めた疱瘡の危機に猫猫が克用と対策に臨む展開。
見どころ
疱瘡という未曾有の疫病を前に、猫猫たちが少しずつ突破口を見出そうと知恵を出し合う光景が泥臭さを感じて印象的です。
読むとわかる魅力
克用のキャラが深く掘り下げられていき、一気に物語の重要人物になっていく過程は読者の想像の斜め上を行っていて目を引きます。
克用の過去と事件との繋がり
疱瘡が蔓延した経緯を調べていく中で、猫猫が克用と事件との意外な繋がりに気づく展開。
見どころ
同じ薬屋として克用のことは認めていた猫猫が事件を通して自身の決断に葛藤する様子が描かれるのが特徴。
読むとわかる魅力
猫猫が葛藤するように読者に対しても「どうするのが正解か?」を突き付けてくる問のようなエピソードで、読後の余韻はかなり残ります。
「迫りくる疱瘡の脅威に猫猫たちが立ち向かう16巻の感想記事はこちら」
▶︎薬屋のひとりごと16巻のネタバレ控えめ感想
印象に残った事件ランキング
第5位 皇帝の子連続不審死事件(1巻)
第1巻で一番最初に猫猫が解決した記念すべき事件であり、猫猫というキャラの性格や個性も存分に理解できる内容だったので第5位にしました。
第4位 紙の村の事件(5巻)
個人的に好きなキャラであるやぶ医者のおっちゃんが関わる、猫猫との関係性が良く分かる事件。
何だかんだやぶ医者のおっちゃんをほっとけない猫猫とその時に見せる猫猫の痛快な行動が愉快だったので4位です。
第3位 蝗害事件(10巻)
蝗害に至るまでの政治、文化、民族的な風習など様々な要因が関わっていく複雑な物語をしっかりと物語に落とし込んでいるのが凄くて、次のページをめくる手が止まらなかったので3位にしました。
第2位 玉鶯の暴走と陸孫の選択事件(11巻)
玉鶯視点と陸孫視点でのそれぞれの過去や考えが深く掘り下げられ、最終的に二人が選ぶ選択にも驚愕の一言大1位で、読後の余韻がしばらく残っていたので2位にランクイン。
第1位 子の一族にまつわる事件(4巻)
伏線の貼り方や猫猫、壬氏を始めとした各キャラの心情描写、そして最後に待ち受ける怒涛の展開など、どこをとっても完成度が高くて読後の頭に焼き付いていたので1位にしました。
・事件が一段落した後で猫猫と壬氏が見せるやり取りは恋愛好きな方なら必見の話です。
じっとりとした壬氏の初々しい嫉妬シーンなどは最高。
毒を使った事件
・毒殺
中々毒殺とまではいかないものの1巻の園遊会事件や7巻の砂欧の巫女を巡る事件などでは毒殺未遂にまで発展した物語があります。
・毒草
薬屋のひとりごとでは「鬼灯」や「カエンタケ」など様々な毒草が登場しますが、中でも印象的なのは曼荼羅華と作中で呼ばれる4巻で登場する「チョウセンアサガオ」を使った事件です。
・毒虫
毒虫を使った事件はほぼありませんが、猫猫が薬づくりの過程で毒虫や蛇などを使用していた描写は存在します。
後宮内の事件
・皇族関係
皇族関係の事件なら帝を中心に物語が展開される15巻が帝や阿多妃などの関係性が掘り下げられていておすすめ。
・妃同士
1巻では玉葉妃と梨花妃との事件が描かれた「皇帝の子連続不審死事件」は妃同士の関係性やキャラが立っていて印象的な内容。
・宦官
宦官という役職に絞った事件はほとんどないですが、個人的には医者でもあり宦官でもあるやぶ医者のおっちゃんが絡む5巻と9巻の事件を推します。
政治事件
・権力争い
3巻で描かれている上級字を巡る争いや14巻の派閥間の争いは権力争いの一面が強いです。
・国家問題
国家レベルの大きい事件は10巻の蝗害事件や16巻の疱瘡の脅威編などが印象的でした。
・外交
6巻や11巻の2度に渡る西都編は特に政治的な外交要素が強い巻で、物語のスケールやボリュームもかなりあります。
人間関係の事件
・家族
家族が関係してくる話だと羅の一族だと2巻や6巻が一押しで、子の一族だと4巻がおすすめです。
また、馬の一族はキャラごとに6巻や8巻、13巻などが濃く描かれています。
・恋愛
恋愛要素が絡む事件は2巻の”避暑地での襲撃事件”から始まり、4巻の猫猫と壬氏のやり取りが読んでいてニヤリときます。
・復讐
最も復讐の要素がしっかりと描写されているのは、4巻の子の一族編のエピソードです。
個人的には11巻の2度目の西都編も復讐要素が好きな方なら満足度が高い話。
難易度別おすすめ事件
初心者なら
★★★★★
雷鳴事件(8巻)
・短い話ながらも謎の作り方が良くできていて、頭の中で容疑者や被害者の位置関係などを推理するのは楽しいです。
また、羅門や猫猫が分かりやすく物語の中で解説してくれるのでわかりやすいのもポイント。
推理好きなら
★★★★★
選択の廟事件(3巻)
・赤、青、白の中から正しい道順を推理する謎でしたが、単純な仕組みながらも推理力と発想力を試される事件でした。
恋愛も楽しみたいなら
★★★★★
西都での獅子襲撃事件(5巻)
事件が面白い理由
事件同士が繋がる
一件関係ない事件同士が実は裏で伏線で繋がっているというミステリーが多く、推理や考察が好きな人にとっては没入感が高い。
伏線がある
一見すると分からなくてもしっかりと事件の内容やキャラの言葉に耳を傾けると、隠された伏線に気づいたりする瞬間が薬屋のひとりごとという作品の醍醐味でもあります。
猫猫の推理が光る
毒と薬が大好きな猫猫が高い洞察力や推理力で事件や謎を解決する様はやはり外せないポイント。
また、事件ごとに猫猫なりの意見や人生観なども顔を見せてくるところも粋なところです。
人間ドラマが深い
数多くの事件が謎の中でも人間同士の感情が大きく絡んでくる人間ドラマは薬屋のひとりごとならではの味わいです。
恋愛や嫉妬、復讐など重い感情が潜んでいればいるほど、人間ドラマや事件の質なども変わってきます。
初めて読む人への楽しみ方
犯人を予想しながら読む
客観的に物語の世界に入り込み、事件の手がかりや証拠から犯人を予想するのは想像以上に楽しいのでおすすめ。
薬学知識にも注目
ミステリーや人間ドラマに注目しがちですが、猫猫が披露する多種多様な薬学知識も結構ためになって興味を引かれます。
猫猫目線で読む
読者目線で物語を楽しむのも勿論いいですが、猫猫目線で読むことで場面ごとの猫猫の気持ちなどに感情移入しやすく、より作品の世界観に浸れます。
再読すると伏線が見える
読み終わった後、あえてもう一度読み返すのも一つのやり方です。
結末をあらかじめ知っているからこそ、伏線があるところや事件の裏側なども理解できて2度物語を味わえます。
FAQ
事件は全部繋がっている?
事件すべてが繋がっているわけではありません。
ただ事件や謎によっては何巻も跨いで繋がっている長いものもあります。
一話完結?
一話完結ではありません。
ですが完結するエピソードも少ないですが存在します。
アニメでも楽しめる?
はい、楽しめます。
現在薬屋のひとりごとは第2期まで放送済みになっていて、1期と2期合わせて原作小説の1~4巻までがアニメ化されています。
怖い事件はある?
あります。
具体的には女性同士のドロドロとした人間の怖さや蝗害や疫病など生々しい描写がある事件もあります。
一番面白い事件は?
一番面白いというのは人によります。
ですが、個人的に一番面白かったのは12巻の猫猫が2度目となる拉致事件に巻き込まれた時です。
展開と言い猫猫の薬学を駆使した機転と行動に移せる度胸には痺れましたね。
まとめ
- 小さな事件が大事件へ繋がる
- 毒と薬が鍵
- 伏線回収が面白い
- 猫猫の推理が魅力
以上で小説版薬屋のひとりごとシリーズ、現状全16巻の表立った事件の一覧をまとめました。
既に読んでいる方やまだ読んでいない方の薬屋のひとりごとを楽しむ参考になれば幸いです。
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