「猫猫のひとりごと15巻」は猫猫が医官として大きく成長する過程と壬氏の親子関係に深く切り込む重要な一巻です。
本記事ではネタバレは控えつつ、見所と感想を分かりやすく紹介します。
「先に本編の雰囲気を軽く知りたい方は、15巻の読む前ガイドの記事を読むと内容の向き不向きが分かります。」
「シリーズの中でも”医学的要素が強めの内容”でミステリーよりも猫猫の成長を見たい方にはおすすめの一巻。」
「薬屋のひとりごと15巻」のあらすじ

華佗の末裔を追う中で手に入れた、禁忌とされる”華佗の書”が復元されるのを待っていた猫猫。
そんな中、突如医官たちに抜き打ちの試験が始まり猫猫も当然受けることになります。
試験に合格して、久しぶりに養父、羅門(ルオメン)と仕事ができると喜んでいた猫猫。
しかし始まった仕事はとても大掛かりでどこか不自然、やがて猫猫は仕事の裏側にある「重大な意図」に気づき始めました。
「薬屋のひとりごと15巻」の見所ポイント3選

1.高順の想いと、忠誠心の強さ
物語中盤で高順の帝や壬氏への想い、忠誠心が強く感じられるシーンがあるのですが、今まで見たことのないような高順の様子に初見はかなりビックリしました。
シリーズ初登場時から「壬氏の付き人で真面目で寡黙な人物」という印象でしたが、15巻では抱いていたイメージがガラッと変わります。
高順の壬氏や主上への「忠臣としての想いと個人の気持ちが強く伝わる」、15巻でもかなり印象に残るシーン。
”高順のイメージが一変する名場面”で高順のキャラが好きな方なら、読む際は注目です。
2.帝、阿多、壬氏の間に挟まれる猫猫の気苦労
物語後半で猫猫は壬氏と帝、阿多妃との”複雑な関係”に巻き込まれる展開があり、猫猫の心情描写がとても面白いところでした。
「シリアスな雰囲気な場面でありながら、猫猫の心の声が流れるたびにクスっと笑ってしまう」内容で、どことなくギャグっぽさがあります。
内容的には”壬氏と猫猫の今後にも影響するような大事な話”なのに、猫猫の現実逃避の描写が良い温度差を呼ぶ、ギャップが重要な魅力。
”シリアスなのに笑えてくる15巻の名場面の一つ”で、猫猫の苦労人っぷりに興味がある人はグッとくる展開です。
3.天裕の異常ともいえる「マイペース」っぷり
物語のあるワンシーンで”天裕の常識外れともいえるレベルのマイペースが炸裂”する場面がかなり盛り上がります。
全員の運命がかかっていると言っても過言でない中、「まさかの一言で場の空気を一変させる、天裕というキャラ」の異常性を改めて読者に知らしめてくるんです。
さすがにここまでシリーズを読み進めてきて、天裕のキャラをある程度理解してきた私でも開いた口がふさがりませんでしたね。
”天裕というキャラのマイペースさが本気を出してきて”、思わず釘付けになる展開が気になる方はかなり期待できます。
「薬屋のひとりごと15巻」の一番の名言
15巻での名言はとある場面で放たれた、「阿多妃と帝との歪んでしまった想いと愛が籠っている言葉」です。
「立場や環境、独占欲といった様々な要因により歪んでしまった帝と阿多妃の想い」を象徴していて、かなり心が揺さぶられました。
愛とも呪いともいえる帝と阿多妃の間の「約束」、読み進めるごとに”どうするのが二人にとって正解だったのか?”と考えさせられます。
「阿多よ。おまえは朕を恨んでいるか?」
「陽よ逆に恨まれないと思っているのか?」
出典:「薬屋のひとりごと15巻」 出版:ヒーロー文庫 原作:日向夏 引用:P204~
”帝と阿多妃の関係に深く切り込む15巻で一番の名シーン”で、帝や阿多妃の気持ちに迫りたい方は強く印象に残る場面です。
個人的な感想・レビュー


15巻は猫猫が医官としてスキルアップしていく過程を読んでいくのが、猫猫のことを1巻から知っている読者としては面白かったですね。
最初の頃と今の猫猫のことを比べると”猫猫も本当に成長したなぁ…”と感慨深くなってきます。
壬氏との恋の行方も勿論気になりますが、「猫猫が一人の薬屋、医官としてどこまで成長していくのか?」も最後まで見届けたいですね。
他の巻と比べるとミステリー要素は少なめでしたが、猫猫と壬氏とって大きな転機を与える”医学と人間関係中心の巻”で良かったです。
「猫猫の成長を特に感じる内容が見たいなら、15巻はシリーズの中でも特に濃く描かれている巻です。」
「薬屋のひとりごと15巻」を読んだまとめ

薬屋のひとりごと15巻は「猫猫が医官として成長していく様子や壬氏と帝、阿多妃との関係に切り込む内容」です。
最後に個人的な見どころをまとめていきます。
- 今まで見た事のない高順の一面と壬氏たちへの確かな忠誠心。
- 壬氏の親子関係に巻き込まれる、どこか笑ってしまう猫猫の気苦労。
- 改めて読者に突きつけてくる天裕の異常なまでの”マイペースっぷり”
大きな事件は控えめでしたが、読み進めて、徐々に物語の全貌が明らかになると緊張感がかなり強く感じる展開で面白い構成でした。
「ミステリーよりも医学的側面が強くて、猫猫の成長や壬氏と帝、阿多妃との親子関係もっと深く理解したいファンの方なら、15巻は読む価値のある一冊です。」👇


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