この記事では「薬屋のひとりごと10巻」の感想・見どころをネタバレ控えめで紹介します。
薬屋のひとりごと10巻は「西都で巻き起こる”未曾有の災害”に猫猫が立ち向かう、息を飲む一巻」です。
先に10巻の雰囲気だけ知っておきたい人は”読む前ガイドの記事”を読むほうがいいです。
「何巻か前から積み重なってきた布石が一気に表面化する展開で、物語が大きく動き出します。」
「薬屋のひとりごと10巻」のあらすじ
西都に到着した猫猫は、医官としての任務にあたる日々を送っていました。
ある日、農村部の視察に同行することになり、羅半兄(ラハンアニ)と共に現地へ向かいます。
その視察の途中で、かつて羅漢(ラカン)の部下だった陸遜の動きを察知。
そしてある村で、傷だらけの老人・念真(ネンジェン)と出会い、彼から過去の惨劇を聞くことになります。
そうして可能な限り準備を進める猫猫たちでしたが、静かに”災いの種”が忍び寄ってきているのでした。
「薬屋のひとりごと10巻」の見所ポイント3選
1.里樹妃と馬閃の初々しい恋模様
10巻では白娘々(パイニャンニャン)の事件で出家していた里樹妃(リーシュヒ)と彼女に思いを寄せる馬閃が再会します。
6巻以来の里樹妃の登場には、里樹妃らしさを残しつつも、以前よりも幸せそうな姿に安堵感を覚えます。
また、馬閃との「お互い恋愛に不慣れな二人が、一生懸命歩み寄ろうとするやり取り」は読んでいてほんわかするのが特徴。
”久しぶりに登場する里樹妃の成長を見守ってあげたい方”には10巻はかなり重要な巻です。
2.やぶ医者のおっちゃん、癒し全開
薬屋のひとりごとシリーズで一番の癒し枠といっても過言ではない”やぶ医者のおっちゃん”。
今回は農村部の視察から帰ってきた猫猫のために”あるサプライズ”を用意していました。その時の猫猫のリアクションとやぶ医者のおっちゃんとのやり取りは最高です。
やぶ医者のおっちゃんの純粋さと素直さには読んでいて、まるで世話焼きのお母さんのようなものなのがまたいいです。
”やぶ医者のおっちゃんの魅力を存分に味わいたいなら”、10巻を読むとかなり満足できるでしょう。
3.恐るべき”生物災害”の脅威と猫猫たちの奮闘
物語後半、ついに蝗害が発生、準備をしていたはずの猫猫たちも、その圧倒的な被害に呑まれかけます。
ここの災害に巻き込まれる人々と猫猫たちの描写はかなり迫真で恐ろしさが伝わってきます。
ページをめくるごとに絶望的な空気が濃くなってきて、思わず読んでいる本を閉じてしまいそうになりました。
”シリーズの中でもかなり恐ろしさが際立つ描写が特徴”で、日常描写に飽きていた方にはかなりびっくりします。
「薬屋のひとりごと10巻」の一番の名言
この言葉は災害の後、猫猫と陸遜(リクソン)が会話していた時に出てきた名言です。
陸遜の内面と考え方について少しだけ迫ることができるシーンで、切なさと悲しさを含んだような言い方で、どこか深みがあります。
「今まで影の薄かった陸遜というキャラについて考えさせられ、彼についてもっと知りたくなる」感情に襲われました。
「気が狂いたくなるときほど、冷静になれとの遺言です」
出典:「薬屋のひとりごと10巻」 出版:ヒーロー文庫 原作:日向夏 引用:P335から
”謎多きキャラ、陸遜のことを理解しておきたいなら”、このセリフと共に押さえておきたいポイントです。
「10巻は災害に立ち向かう猫猫たちと陸遜の静かな奮闘が重要な一巻で、かなり盛り上がるところなのでハマっているなら期待できる内容。」
個人的感想・レビュー

個人的に10巻で一番印象に残っているのは、災害に巻き込まれる人々のリアルな描写です。
最前線で戦う猫猫たちと同じ感覚に襲われそうで没入感をすさまじく感じていました。
災害の名称だけだとピンときませんが、そのシーンの恐ろしさや恐怖が良く表現されているのでより具体的に想像できるんですよね。
シリーズの中でも読んでいて背筋がゾッとするようなおぞましさを感じたのは10巻が初めてです。
「薬屋のひとりごと10巻」を読んだまとめ
「薬屋のひとりごと10巻」は、”長らく伏線として語られてきた災害がついに現実となる、緊迫した一巻”でした。
最後に個人的な見どころをまとめていきます。
- 久しぶりに登場する里樹妃と馬閃との恋模様。
- 10巻でも発揮される”やぶ医者のおっちゃんのかわいらしさと癒し要素”
- ついに猫猫たちを襲う”大災害の脅威”
10巻にて再び西都での物語が始まる猫猫、そして以前から匂わせていた部分も徐々に物語に現れ始め、話が一気に加速していく内容でした。
「過去の出来事の意味が見えてくる西都編での”大災害”、10巻を読んでおけば今までの布石も全て理解することができるでしょう。👇

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