【感想・レビュー】薬屋のひとりごと1巻感想|猫猫が最高すぎる“後宮ミステリー”の始まり

感想・レビュー

この記事では「薬屋のひとりごと」1巻の感想・レビュー、個人的な見どころを「ネタバレは控えめ」でご紹介しています。

「薬屋のひとりごと」1巻は、主人公・猫猫(マオマオ)を中心に物語が動き始める“始まりの一冊”です。
中華風の後宮を舞台にしたミステリーと人間関係が絡み合い、1巻から一気に引き込まれます。

なお、購入前に向き不向きを知りたい方は、ネタバレ控えめの「読む前ガイド」も参考にしてください。

「第一巻からネタバレするのは避けたい人は、素直に本編をそのまま読むことをオススメします。」👇

しじみぱんだ
しじみぱんだ

ネタバレが多少含まれているので、これから読みたい人は注意してくださいね!

「薬屋のひとりごと1巻」のあらすじ

17歳の薬屋の少女”猫猫”は薬草採取中に人さらいに誘拐され、後宮へと売られてしまいます。

最初は目立たずに、年季が終えるまで過ごそうと思っていた彼女ですが、最近後宮内で噂になっている”皇帝の御子がみな短命”という噂を聞きました。

始めは関わらないようにしていた猫猫ですが、持ち前の好奇心を抑えられず、「ある行動」を起こします。

その結果猫猫の思わぬ方向に物語が動き出してしまい、彼女の長い後宮生活が大きく転換していくのでした。

第一巻の主な登場人物

猫猫(マオマオ)

毒と薬に目がない17歳の薬屋の少女で元は花街で叔父と共に薬屋を営んでいた。

他人にあまり関心がなく、多少毒舌気味なところがあるが、薬屋としての腕と知識は一級品。

毒と薬が大好きで、一度興味を持つと周りが見えなくなってしまうのが玉に傷。

壬氏(ジンシ)

後宮で宦官長を務めている美形の青年。

容姿が非常に優れており、その美しさは「天女のよう」と称されるほどで、本人もそれを自覚している。

基本は穏やかで冷静な性格だが、時折子どもっぽい一面を見せることも。

猫猫に興味を持ち、ことあるごとに彼女にちょっかいを掛けるようになる不思議な人物。

高順(ガオシュン)

後宮に勤めている宦官で主に壬氏の補佐を担当している人物、基本的に壬氏と行動を共にしている。

寡黙で真面目な性格をしており、立場が下である猫猫にも礼儀正しく対応してくれる良い人。

個人的な見どころ3選

主人公”猫猫”という人物

主人公の”猫猫”は薬屋をしていただけのことはあり、毒や薬の知識が非常に豊富です。

また、性格も基本無口で不愛想なのですが、結構毒舌家

そして一度好奇心や知識欲に火が付くと、周りが見えずに突っ走ってしまうところもあります。

そんな彼女の存在が周りの人間に良くも悪くも変化をもたらしていく展開は、「思わず時間を忘れてしまうくらい」物語に没頭してしまいます。

まさしく彼女自身が”毒にも薬にもなれる存在”なんだと読んでいて感じていました。

後宮という独特な場所でのストーリーと人間関係

舞台となるのは「後宮」という一言でいうと、「皇帝の世継ぎを生み出すための場所」なのですが、基本「女の園」です。

日本で言うと大奥のようなところなのですが、権力争いや陰謀などが、後宮といういわば「籠であり、花園の中」で繰り広げられます。

猫猫もまた、そこでの人間関係や陰謀に巻きもまれていくのですが、「後宮という特殊な環境と猫猫の冷静な性格と知識」が絡み合ってストーリーに深みが出ていると感じました。

”後宮ならではの謎や陰謀”、そいったドロドロとしたミステリーを楽しめる方にはもってこいの作品です。

猫猫と任氏の関係性

さて、「薬屋のひとりごと」を語る上で、外すことができないのは「猫猫と壬氏の関係性」だと思います。

下女である猫猫と高官である任氏との関係は、最初はお互いに何とも思っていなかったのが、物語が進むにつれてお互いを意識するようになっていきます。

2人の軽快な会話のやり取りは見ていて本当に面白くて、そのシーンが出るたびに目をつかまれて固定されてしまうような錯覚を覚えるのがこの作品の魅力です。

”身分違いの少し甘酸っぱさを感じるキャラのやり取り”が好きな人には、間違いなく刺さるところです。

「薬屋のひとりごと1巻」の一番の名言

このセリフは猫猫が病人の看病をしていた際「ありえないミス」をしていた人物に対して、怒りを隠さずに放ったセリフです。

今まで読んでいて猫猫の性格的に感情をあらわにすることは少ないキャラだと思っていましたが、このシーンで猫猫に対する印象が大きく変わりました。

普段の猫猫とは思えない豹変ぶりに、読んでいた時は「エッ」と声を漏らすほど、このページに釘付けになりました。

”猫猫というキャラの矜持や価値観”を知りたい人にはこのシーンはぜひ押さえて欲しいです。

「誰が自分の餓鬼殺した毒を喜ぶんだよ」

出典:「薬屋のひとりごと1巻」 出版:ヒーロー文庫 原作:日向夏 引用:P96~

「ミステリーだけでなく複雑な人間関係の描写も求めている方には、一度は読むべき作品です。」

個人的な感想・レビュー

しじみぱんだ
しじみぱんだ

中世の中華風の世界を舞台にした後宮ミステリー、「薬屋のひとりごと」を読んでみましたが、一言でいうなら「圧巻」です。

主人公の猫猫のキャラ、周りとの人間関係、そして巻き起こる謎や事件等、どれをとっても没入して読んでしまうほど面白かったですね。

また、キャラ一人一人もしっかりと個性が出ていて、飽きがありません。

個人的に好きなキャラは医官のやぶ医者のおっちゃんで、その憎めないキャラが思わず好きになりましたね。

「薬屋のひとりごと1巻」を読んだまとめ

「薬屋のひとりごと1巻」は主人公猫猫の後宮ミステリーの幕開けとなる”始まり”の一冊でした。

最後に個人的な見どころをまとめていきます。

  • 主人公:猫猫の思わず引き込まれる魅力的なキャラ。
  • ”後宮”という独特な世界から生み出される世界観。
  • 物語の”目玉”ともいえる猫猫と壬氏との関係性。

毒と薬に目がない薬屋の少女「猫猫」を中心として巻き起こる後宮ミステリー、複雑かつ目が離せなくなる人間模様等、第一巻から重厚な内容の”始まり”の一冊でした。

「ここまで読んで”正直自分好みの作風かも…”と感じたなら、まず1巻だけでも試してみる価値があります。👇

次巻(薬屋のひとりごと2巻にネタバレ控えめ感想」

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