「チート薬師の異世界旅 1巻」ゆるネタバレ感想|薬とスキルで切り開く異世界旅が面白い!

ハイファンタジー

ここでは「チート薬師の異世界旅1巻」の感想・レビュー、個人的な見どころをご紹介しています。

この記事を読めば「チート薬師の異世界旅1巻」の魅力を「あまりネタバレ」せずに予習することができるでしょう。

「チート薬師の異世界旅1巻」の大まかな見どころは以下の通りです。

  • 一途で情熱的な主人公と少し捻くれているヒロインとの掛け合いと交流。
  • 薬学チートだけでなく、創意工夫して魔物と戦う主人公。
  • 少しずつ主人公に信頼を寄せ始めるヒロインの可愛さ。

異世界に転移した少年が巻き起こす、薬×異世界ファンタジーの物語、これからの展開が楽しみです。

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「チート薬師の異世界旅」のあらすじ

普通の高校2年生、沢辺裕次郎はある日謎の宇宙外生命体から宇宙の命運を託されることになります。

そのためには異世界で寿命を全うしなくてはならず、裕次郎は薬学チートと丈夫な体をもらい異世界に旅立ちます。

その後最初に訪れた村で薬を作って売ったり、人々と交流し、異世界生活にも徐々に慣れていきました。

そんな時に裕次郎はハーフエルフの美少女と遭遇し一目ぼれ、この出会いが裕次郎の運命を大きく変えていくことになるのです。

しじみぱんだ
しじみぱんだ

※本記事では物語の核心には触れていませんが、軽く内容に触れる“ゆるめのネタバレ”を含みます。気になる方はご注意くださいね。

「チート薬師の異世界旅1巻」から登場した人物

沢辺 裕次郎(サワベユージロー)普通の高校2年生の男子。バスチーノに頼まれ異世界に転移することになる。セリエに一目ぼれする。
バスチーノ裕次郎を異世界に送った宇宙外生命体。裕次郎に様々なスキルを授けた。
リンド「二つの狐」という宿の女将さん。何かと裕次郎を気にかけてくれる。
バールリンドの夫。よく飲みすぎては、リンドに怒られている。
ティークリンド、バールの娘。人見知り気味だが、主人公とはある一件で懐く。
パクティークが拾ってきた子犬。衰弱していたところを助けられ、ティークに飼われることになった。
ベッセボアート道具展で手伝いをしている青年。本人は傭兵らしいが実力がまだ追いついていない。
クゴットバールの飲み仲間。冒険者をしており、主人公の護衛をしてくれることもある。
べセルセ村の薬師。30年以上薬師をしているベテラン。物腰が柔らかく丁寧な人。
ビエナべセルセの弟子の少女。裕次郎とは同年代で若干ライバル心を抱くことも。
セドルフボアート道具店の店主。裕次郎の薬師の腕を高く評価している。
リーネベッセの母親。村の自警団をまとめている。元傭兵なので腕が立つ。
ボレオベッセの父親。行商をしており、1年の半分以上村を出ている。
クーシ男爵家に努める医師兼薬師の女性。とある事情で裕次郎に助けを求める。
ボルツ男爵家の代理を務める40過ぎ位の男性。周囲からの信頼が厚い。
セリエ裕次郎が森で遭遇したハーフエルフの少女。ハーフであるが故に、幼いころから差別や偏見を受けていたため、少し捻くれている。
フラーズメルモリアの町のレドビア傭兵団の傭兵でたまたま裕次郎の腕を知り、薬の製作を依頼してくる。
イッシャ魔物討伐に参加したときの仲間。協力魔法担当でトゥトアと組んでいる。
トゥトア魔物討伐に参加したときの仲間。協力魔法担当でイッシャと組んでいる。
フェンゼ魔物が突然増えだしたことに何か関係している、謎の男。4人組で行動していて、一番年下。
リサトゥトアの妹で、勝ち気で少し生意気なところがある。
マズルメルモリアの町でポッタリイ焼き物店の相談役を務める男性。男爵の弟でもある。
ハーツリサの夫。リサとは対照的に穏やかな気質の男性。
カインツ・ハーべリ男爵の息子で裕次郎とはとある事件で知り合うことになる。
エライスカインツの執事で長年男爵家に仕えている男性。
ジョルジュ男爵家の警備部隊の隊長を務める男性。カインツの指示に忠実に従う。
カンスハーツの息子。

「チート薬師の異世界旅1巻」の見所ポイント3選

1.主人公、裕次郎の適応力の高さ

読んでいて感じますが、主人公の裕次郎の適応力の高さには驚かされます。

異世界に転移して早々にもらったスキルを使い、戸惑うことなく薬を作り、生活を始めます。

いくら自分の意思とは言え、異世界に転移してここまで安定してスタートを切るのは中々珍しかったです。

特に、異世界に来た裕次郎が初めて魔法を使うところのドキドキ感は読んでいるこちらにも伝わるほどです。

生まれて初めての魔法に、緊張と興奮がごちゃ混ぜになる。

心臓の音が聞こえるほどに緊張しつつ、短い詠唱を唱える。

出典:「チート薬師の異世界旅1巻」 出版:ヒーロー文庫 原作:赤雪トナ 引用:P34~

2.セリエへの一途で情熱的な想い

仕事中に裕次郎はモンスターにやられて、気を失っているセリエと出会い、一目ぼれしてしまいます。

その後は真っすぐに、ドストレートにセリエに告白するなど、とても一途でいいと思いました。

その後は事あるごとにセリエに告白→即座に冷たく断られるという流れがテンプレ化していて面白いところです。

出会ってから、読み終わるまでの裕次郎のセリエ一筋な恋は読んでいて清々しさを感じて、好感が持てました。

「名前は沢辺裕次郎。旅の薬師。んで君に一目ぼれした!」

出典:「チート薬師の異世界旅1巻」 出版:ヒーロー文庫 原作:赤雪トナ 引用:P137~

3.少しずつ感じ始めるセリエのツンデレ

ヒロインのセリエの徐々に見せ始める「ツンデレ」っぷりも魅力的でいいです。

最初はハーフ故に差別や偏見にさらされていたせいで、裕次郎の好意を素直に受け取れずに、むしろ警戒心たっぷりだったセリエ。

ですが裕次郎と一緒に依頼をしたり、助けてもらううちにセリエの中で信頼が少しずつ高まってきます。

そしてある時セリエが裕次郎の気持ちに少しだけ見せてくれた短いながらも「ツンデレ」成分が含まれたセリフがこちらです。

「あ、ありがとう......ユージロー」

出典:「チート薬師の異世界旅」 出版:ヒーロー文庫 原作:赤雪トナ 引用:P321~

「チート薬師の異世界旅1巻」の一番の名言

ヒロインのセリエが長年苦しんできたハーフの自分への偏見と差別。

それらの苦悩が裕次郎の薬によってあっさりと解決してしまったときに彼女から漏れた、心の声です。

解決した嬉しさと「今までの自分の苦しみや悔しさは何だったのか」というセリエの怒りや悲しさが感じられるセリフです。

読んでいてもハーフの彼女が差別を受けるシーンがあり、読んでいるこちら側としても複雑な気持ちになりましたし、応援したくもなりました。

たったそれだけで人々の反応が変わる。

これまでの忍耐や我慢が否定されたような思いが湧き、目頭が熱くなるが泣いてなるものかと力一杯手を握りしめ、弱気を封じる。

出典:「チート薬師の異世界旅」出版:ヒーロー文庫 原作:赤雪トナ 引用:P186~

個人的な感想

しじみぱんだ
しじみぱんだ

読んでいて「主人公少しあっさりしすぎじゃない?」とは感じました。

なにせ異世界に転移するときにあっさり家族や友人よりも好奇心で転移することを選んでしまうので、そこがちょっとびっくりですね。

でもセリエに対しては一途でまっすぐに好意を伝えているのは素直に好感が持てました。

二人の関係がどのように進展していくかが今後一番楽しみですね。

今後の注目ポイント

  • 裕次郎とセリエの少しずつ近づいていく関係。
  • 少しづつとどろき始める裕次郎の”薬師”としての実力。
  • 意味深なセリエの過去。

「チート薬師の異世界旅」がおススメな人、オススメでない人

ここでは「チート薬師の異世界旅」がオススメでない人、オススメな人を箇条書きでサクッとご紹介していきます。

「自分には設定や内容があうかも」と思っていただければ幸いです。

「チート薬師の異世界旅」がオススメでない人

  • さっくりと超強いチート戦闘スキルを使って、派手なバトルシーンが見たい人。
  • 苦労や努力をせずにチートを使って活躍する展開があまり好きでない人。
  • あまりに家族や友人に対して淡白すぎる裕次郎に違和感を強く覚える人。

「チート薬師の異世界旅」がオススメな人

  • 薬×異世界ファンタジーで主人公が異世界で活躍する展開が好きな人。
  • 一人のヒロインに一途な主人公が見たい人。
  • 派手なバトルシーンは控えめでいいから、恋愛や日常生活のシーンが豊富なほうがいい人。

「チート薬師の異世界旅1巻」のまとめ

今回は「チート薬師の異世界旅1巻」の感想・レビュー、個人的な見どころをご紹介してきました。その内容は以下の通りです。

  • 主人公の裕次郎の適応力の高さ。
  • セリエへの一途で真っすぐな裕次郎の恋模様。
  • セリエが少しづつ見せる、裕次郎への「ツンデレ」

派手なバトルシーンなどはありませんが、一途な裕次郎と少しづつ「ツンデレ」っぽさを見せるセリエとの掛け合いシーンが魅力の一冊です。

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今日のコツコツ

記念すべき読み始めたなろう小説、第3冊目は「チート薬師の異世界旅」です。

最近「薬屋のひとりごと」を読んでいたので、自然と”薬”という単語に反応してしまったみたいです。

最初は少し地味な展開が多いかなと感じていましたが、裕次郎がセリエと出会ったあたりから、一気に面白くなったので良かったです。

続きものんびり読み進めようと思います。

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