こんにちは、しじみぱんだです。
今回は「薬屋のひとりごと8巻」の感想・レビューをお届けします。
囲碁大会で火花を散らす壬氏(ジンシ)と羅漢(ラカン)の対決、玉葉后となった彼女を待ち受ける苦難、そして壬氏が猫猫(マオマオ)に見せた覚悟――。
8巻も見どころがたっぷり詰まった一冊でした!

※本記事では物語の核心には触れていませんが、軽く内容に触れる“ゆるめのネタバレ”を含みます。気になる方はご注意くださいね。
「薬屋のひとりごと8巻」のあらすじ

”白い巫女”の事件もひと段落し、医官の仕事に戻る猫猫。
ある日、猫猫の父で変人軍師の羅漢から大量の碁の本が届きました。
猫猫は興味がありませんでしたが、その本により後宮では碁が流行り始めます。
そんな時、羅漢が碁の大会を開きたがっていると聞いた壬氏は”あること”を思いつき…
「薬屋のひとりごと8巻」から登場した人物

| 静(セイ) | 壬氏の仕事の補佐を務める文官。少し気が小さいが、優秀な人物。 |
| 馬良(バリョウ) | 馬閃(バセン)の兄で高順(ガオシュン)の息子。文官として非常に優秀だが、人と接するのが苦手。 |
| 麻美(マーメイ) | 馬閃の姉で馬良と共に壬氏の補佐に来た。気が強く、賢い女性。 |
| 魯大司馬(ロ ダイシバ) | 軍部の高官で、羅漢とは同格の地位を持つ人物。 |
| 天裕(ティンユウ) | 猫猫の先輩医官。燕燕のことが好きらしく、良く話しかけている。 |
| 博文(ブォエン) | とある事件に出てくる3バカ兄弟の父親。短気で思い込みが激しい性格。 |
「薬屋のひとりごと8巻」の見所ポイント3選

1.羅漢と壬氏の関係の変化
壬氏は羅漢に碁で勝つために様々な努力をしました。
ただ羅漢は国で2番目に強いと言われる相手、一筋縄では勝てません。あの手この手で壬氏は羅漢に勝つために行動します。
そして二人が対決した後に羅漢が壬氏に言葉をかけるのですが、その一言に羅漢から壬氏への”思い”の変化を感じましたね。
はっきり言って壬氏のことは好きではない羅漢が壬氏のことを少し認めてくれたいいシーンです。
「……とにかく楽しめた」
変人はそっと壬氏に近づく。
「何が目的か知らないが、手段は面白かった」
出典:「薬屋のひとりごと8巻」 出版:ヒーロー文庫 原作:日向夏 引用:P316~317

羅漢と壬氏の関係がこれでどう変化していくか?気になりますね。
2.玉葉后の苦難と侍女たちの気持ち
晴れて玉葉后となった玉葉妃でしたが、今度は新たなトラブルに頭を悩ませます。
そこで猫猫に頼んで無事にトラブルは決します。ですがそのトラブルには侍女たちの玉葉后への強い思いが隠されていました。
このシーンは玉葉后の侍女たちがいかに彼女を大切に思っているか、優しさと忠誠心の強さを読んでいてひしひしと感じましたね。
「私たちは玉葉さまに恩があります。こうしてあなたに使えるあなたに仕えるのもあなたを守るためです。ですが、私は私たちは、玉袁さまも玉鶯さまも主とは思っておりません」
はっきりと口にする白羽の目にはかすかな炎が宿っているような気がした。
出典:「薬屋のひとりごと8巻」 出版:ヒーロー文庫 原作:日向夏 引用:P227から

上級妃の中で一番侍女に恵まれているのは、間違いなく玉葉妃だと思える印象的なシーンでしたね。
3.羅門(ルオメン)の見事な推理
ある日羅門と猫猫たちは婦女暴行事件の容疑者を尋問してくれと頼まれます。
容疑者は3人兄弟、一人ずつ話を聞きますが猫猫はなかなか答えが見つからずにいました。
そこで羅門が3人から聞いた話と状況だけで見事に事件を推理して解決します。その時の猫猫たちへの説明がありますが、読んでいる私にもわかりやすいと感じるほどでした。
「……なんでこんなすごい人が宦官なのかしら?」
出典:「薬屋のひとりごと8巻」 出版:ヒーロー文庫 原作:日向夏 引用:P112から

この一言を見た時「ほんとそうだよ!」と思わずうんうんと首を縦に振っていましたね。
「薬屋のひとりごと8巻」の一番の名言

物語終盤で壬氏は主上と玉葉后の前で自身の決意と覚悟を見せます。
当然猫猫も含めて、誰もが驚いていました。私自身も「ここまでするのか…」と目が引き付けられましたね。
皇弟としてではなく”壬氏”という一人の人間としての彼の覚悟と気持ちが強く感じられるシーンです。
この後の壬氏の”意外な行動”も含めて、衝撃的なシーンでしたね。
「私を人にしていただけませぬか」
出典:「薬屋のひとりごと8巻」 出版:ヒーロー文庫 原作:日向夏 引用:P339から
今後の展開で楽しみなところ

- 壬氏と羅漢の距離感
- 玉葉后の抱える悩みと侍女たちの行動
- 壬氏の今後の立ち位置
- 本格化する蝗害への対策
まとめ:「薬屋のひとりごと8巻」は羅漢と壬氏の碁の対決が見所の「遊戯」の巻!

「薬屋のひとりごと8巻」では、壬氏と羅漢の囲碁対決を中心に、玉葉后の苦悩、壬氏の決意など、見どころが盛りだくさんでした。
二人の関係に少しずつ変化が見え、物語が次の段階に進んだ印象です。
これからの展開では、壬氏の立場や猫猫との関係、そして蝗害への対策などがどう描かれるのか、ますます目が離せませんね。
これから起きる大きな展開の”前触れ”となる伏線が多くある一冊です。まだ読んでいないない方は是非ご覧ください。
今日のコツコツ
壬氏を何かとおちょくってくる羅漢とそれに対応する壬氏のやり取りはよくありました。
ですがこの巻で二人の関係も変わるかもしれません。
なにせ壬氏が猫猫を妻にしようとなると羅漢は”越えなければならない壁”ですからね。
今後の展開に期待して待っています。

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