「薬屋のひとりごと15巻」感想・レビュー|猫猫が挑む選抜試験と運命の手術

ミステリー

ここでは「「薬屋のひとりごと15巻」の感想・レビュー、個人的な見所を「緩めのネタバレ」でご紹介しています。

この記事を読めば、「薬屋のひとりごと15巻」の内容、見所をあまりネタバレせずに予習できるでしょう。

「薬屋のひとりごと15巻」の大まかな見所は以下の通りです。

  • 突如始まる、手術の選抜試験に臨む猫猫(マオマオ)。
  • ついに再生された「華佗の書」の解読。
  • 選抜試験の本当の目的と驚愕の手術相手。
  • 翠苓(スイレイ)の活躍と「甦りの秘薬の応用」
  • 高順(ガオシュン)の見せる怒りと忠誠心
  • 阿多、主上、壬氏の複雑な関係の変化。
  • 運命がかかった、一世一代の手術の行方

読んでいて感じたのは「主上、阿多(アードゥオ)、壬氏の関係」に焦点があてられる、興味深い一冊です。

しじみぱんだ
しじみぱんだ

※本記事では物語の核心には触れていませんが、軽く内容に触れる“ゆるめのネタバレ”を含みます。気になる方はご注意くださいね。

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「薬屋のひとりごと15巻」のあらすじ

華佗の末裔を追う中手に入れた、禁忌とされる「華佗の書」が復元されるのを待っていた猫猫。

そんな中、突如医官たちに抜き打ちの試験が始まります。

試験に合格して、久しぶりに養父、羅門(ルオメン)と仕事ができると喜んでいた猫猫。

しかし始まった仕事はとても大掛かりで、猫猫は仕事の裏側にある「意図」に気づき始めました。

「薬屋のひとりごと15巻」から登場した人物

泰然(タイラン)以前後宮の薬保管庫を任されていた医官。翠苓との一件で魂が抜けたようになっているが、翠苓のことをまだ思っている。
僥陽(ギョウヨウ)帝、主上の本名。見事な美髯を持つ天上人。最近は壬氏のことで悩みが多い。
豪(ハオ)帝の叔父で皇太后である安氏の兄。野心家だが、器は小さい男。
暁東(シャオドン)外科医官の一人で第一助手を務める男性。腕はいいが経験がまだ足りないところがある。
雪松(シュンソン)外科医官で第二助手を務める男性。優秀だが土壇場での気持ちが弱い。
旺王(ワンワン)猫猫の先輩医官。物知りで明るい性格をしていて、周りをまとめることが上手い。

「薬屋のひとりごと15巻」の見所ポイント3選

1.高順の想いと、忠誠心の強さ

物語後半で、高順の帝や壬氏への想い、忠誠心が強く感じられるシーンがあります。

高順は普段から温厚で物腰が柔らかく、おとなしい印象が強いキャラでした。

ですが今回、帝と壬氏のことを揶揄されることがあり、そこで見せた高順の行動には強い思いと忠誠心が感じられました。

その時の挿絵もありますが、原作を今まで読んできて初めて見た光景だったので衝撃でした。

「しかし、私は主上の剣です。主上の剣はどうすべきかと行動したにすぎません」

出典:「薬屋のひとりごと15巻」 出版:ヒーロー文庫 原作:日向夏 引用:P134~

2.帝、阿多、壬氏の間に挟まれる猫猫の気苦労

猫猫はある日、帝、阿多、壬氏の3人を交えて話をすることになります。

しかし話の内容は超絶シリアスで猫猫はあまりの気まずさに困り果てます。

その時の猫猫の心の呟きというか現実逃避があまりに切実で、申し訳ないですが少し笑ってしまいました。

改めて猫猫の立場の複雑さと重要さが伺える、シーンです。

(早く帰って夕飯食べたい。作のめんどい。燕燕の作ったごはんが食べたい)

猫猫は遠い目をするしかない。

出典:「薬屋のひとりごと15巻」 出版:ヒーロー文庫 原作:日向夏 引用:P189~

3.天裕の異常ともいえる「マイペース」っぷり

訓練を重ね、入念に準備をして、猫猫たちはついにみんなの運命がかかった「一世一代の大手術」に臨みます。

ですが手術中トラブルが発生し、執刀医の代わりを誰かがしないといけませんでした。

そして天裕(ティンユウ)が指名されますが「まさかの一言」で拒否してしまいます。

天裕のマイペースっぷりには読んでいてこちらまで”呆然”としました。その時の猫猫の隠しきれない動揺と苛立ちにも同感でした。

「その時は、天裕の指を何本か、ご褒美にいただきましょう。使い道のない指なら、乾かして木乃伊の指として飾っておいたほうが役に立ちますよね」

出典:「薬屋のひとりごと15巻」 出版:ヒーロー文庫 原作:日向夏 引用:P240~

「薬屋のひとりごと15巻」の一番の名言

「薬屋のひとりごと15巻」では阿多と帝の過去と「約束」について深く書かれていました。

帝の妃にされた阿多と阿多に傍にいてほしかった帝、そんな二人が交わした「約束」が今なお二人を縛っているシーンです。

阿多と帝、お互いの気持ちを伝え、ぶつけ合い、ようやく”本音”で語り合うこのシーンはとても印象的です。

愛とも呪いともいえる「約束」に翻弄された二人の想いが集約された名言です。

「阿多よ。おまえは朕を恨んでいるか?」

「陽よ逆に恨まれないと思っているのか?」

出典:「薬屋のひとりごと15巻」 出版:ヒーロー文庫 原作:日向夏 引用:P204~

個人的な感想

しじみぱんだ
しじみぱんだ

帝と阿多の長年に渡る「気持ちのすれ違い」、それが一区切りした、感動的な描写が読んでいて面白かったです。

歪んでいたとしても帝と阿多の間には「愛」が少なからずあったと信じています。

今後の注目ポイント

  • 帝、阿多、壬氏の関係の行方。
  • ”ある人”の術後の経過。
  • 「華佗の書」の内容と解読。

「薬屋のひとりごと15巻」を読んだ「まとめ」

「薬屋のひとりごと15巻」は主な見どころは帝、阿多、壬氏の関係に変化が起こる一冊でした。

この本の印象的な内容は以下の通りです。

  • 猫猫たちの運命がかかった一世一代の手術。
  • 帝、阿多の「約束」への想いと葛藤。
  • 高順や天裕というキャラの魅力

帝の過去と、阿多との「約束」、壬氏の関係のへの想いなどが明らかになる一冊、気になる方は是非ご覧ください。

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今日のコツコツ

「薬屋のひとりごと15巻」を読み終わって改めて感じたのは、猫猫の大変さでした。

なんせ自分の運命がかかった手術に携わらないといけないですし、おまけに帝や阿多、壬氏にも気を遣うシーンが多かったからです。

いつも冷静な猫猫が「ここまで動揺するなんて…」と読んでいてこちらまでハラハラしましたね。

でもだからこそ読み終わった後の「安堵感」は中々でした。

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