こんにちは、しじみぱんだです。
日常生活を送る中で、「これやめないといけないけど、やめられないなぁ…」と悩んでいる人はいませんか?
私はスマホでのネットサーフィンに“プチ依存”気味で、気づけば何時間も過ぎてしまうこともあるんですよね…
でもそんな私たちのような人たちに、「依存症」から抜け出すヒントをわかりやすく、楽しく学べる本があります!
ずっとやめたかったこと、こうしてやめられました。[本/雑誌] / 汐街コナ/著 大石雅之/監修私自身もこの本を読んで、自分のスマホ依存に気づき、少しずつコントロールできるようになりました!
同じ悩みを持つ人なら、ぜひ一度読んでみてはいかかでしょうか?
イラストがほとんどで、漫画のように単純に読み物としてもオススメの一冊です。
どんな本なのか?

この本は一言でいうと、「依存症から抜け出すためのヒントを、実際に依存症になった人の経験談などから、わかりやすく学べる本」です。
”ギャンブル依存”や”お酒依存”など、よく知られているものから、”ブラック企業依存”や”毒親依存”などあまり聞かない依存症などが書かれており、読んでいて非常に新鮮でした。
そしてそういった依存症の「プチ依存や沼」から実際に立ち直った人たちの経験談はとても参考になります。
それぞれの患者さんのエピソードも、愛らしいキャラクターで漫画形式で書かれているのでスラスラ読める一冊でした。
どんな人にオススメの本なのか?
この本はこんな人にオススメです!。
- 「やめたいけど、やめられない…」という悩みを持っている人。
- いろんな依存症の種類と、対処法をわかりやすく知りたい人。
- 実際に依存症から抜け出した人たちの経験談を聞きたい人
この本では、様々な依存症やそれにかかった人がどう立ち直っていったかを多めのイラストで、漫画のように楽しみながら読めるのが個人的には良かったです!
「依存症について分かりやすく知りたい!」というかたにはぜひ読んでほしいと思います。
この本を読んだ理由

この本は私が何となく本屋の棚を眺めていた時に、見つけて、「ずっとやめたかったことこうしてやめられました」というタイトルが「自分にも思い当たるところがるなぁ…」と感じて、読もうと思いました。
実際に本を読んで「スマホプチ依存」の”軽い暇つぶしのはずが、何時間ものめりこんでしまう”というエピソードは「これ自分じゃん!」と思わず声に出した程、共感できるところもありましたね。
この本で参考になったところ5選

依存症を治すには、まず自分が「自覚」すること
この本では依存症を治すためには「自分が依存症だと自覚すること」が大切だと書かれていました。
なぜなら自覚することで治療に必要な行動を考えて、行動できるようになれるからです。
私も読んでいて、「自分もスマホでSS小説を長い時間読んでしまうな…」と自覚することに繋がりました。
自分で「これ依存してるかも?」と考えてみることが大事なんですね。
ブラック企業を辞められないのも「依存症」?
読んでいて非常に気になったところは「ブラック企業を辞められないのも「依存症」かも?というところです。
作者の汐街コナさんやこの本で紹介されている方のエピソードでは「ブラック企業を辞められないのは一種の”洗脳”なんだと言われていて、そこの説明は自分自身読んでいて共感できるところが多かったです。
「ブラック企業を辞めたいのに、辞められない理由」のメカニズムを知ることができたので、非常に参考になりました。
私もブラック企業に勤めていたころは何度もやめようと思いつつも、なかなか踏み出せなかったので、その時の気持ちをいま理解できたような気がしました。
ヒドイ状況を「当たり前」と思わせて そこから逃げられないよう心理的な鎖をかけて 「現実にも出れない」ようにしてしまう点において 洗脳から始まる一種の依存
著者:汐街コナ 監修:大石雅之 出展「ずっとやめたかったこと、こうしてやめられました。」 127Pより引用
「依存症」のきっかけは、ちょっとした現実逃避から
本作では、様々な依存症経験者の方のエピソードを知ることができます。
中でも読んでいて感じたのは、「依存するものは人それぞれだけど、依存するきっかけはストレスからの現実逃避」だったということです。
例えばある「買い物依存症」の人のエピソードでは、ワンオペ育児や家族の介護などでストレスがたまり、「家族のためと言いつつ買い物に依存してしまった」というものなどです。
”ストレスから逃れるために何かに依存して、抜け出せなくなっていく”この流れはこの本に出ている、ほとんどの方に当てはまっているように感じました。
「依存症」から抜け出せれば、いろんなものを取り戻せる
一度「依存症」にかかるといろんなものを失ってしまいます。
それは“お金”、”家族”、”信頼”、”時間”など様々ですが、逆に言えば「依存症」から立ち直ることができれば、取り戻すこともできるということですよね。
実際にこの本を読んでいても、依存症から立ち直った人たちは皆、「家族との絆や愛情、人生の目標など」を取り戻していて、読んでいてうらやましく感じるほどでした。
「依存症」から抜け出すことは、難しいことかもしれませんが、「抜け出せた後」の希望もしっかりと描かれているのは読み手としてもよかったです!
「依存」させてくる人間の見分け方
DV彼氏、彼女、毒親、パワハラ上司など「こちらを依存させようとしてくる人」に皆さんも心当たりはありませんか?
この本では、そんな人たちの”見分け方を”3つ教えてくれます!
それが以下のポイントです。
- 「コントロールしてくる人」
- 「二重洗脳」
- 「外部との関係を遮断してくる人
個人的に2番目の「二重洗脳」のポイントの説明を見た時は、「あのときもそうだったのかな…?」と自分の過去のブラック企業の体験が呼び起こされましたね。
おそらくは私以外でも、このページは読んでいて「自分もかも…」と思い当たる人が多いと思います。

「二重洗脳」とはようするに”過度なアメとムチ”のことだそうです。
私もブラック企業に勤めていたころは、「理不尽に攻められた後に休憩時間にお菓子をくれて優しい言葉をかけてきたり」と、複雑な気持ちだったのを覚えています。
今思えば、この「二重洗脳」だったのかなと思います。
この本を読んで感じた事

この本を読んでいて一番感じた事は、依存症には様々な種類があること。
そして「依存症」には”誰でも、些細なきっかけで”はまってしまうということでした。
この本の著者である汐街コナさんは、依存症のことを「依存症の沼」と表現していて、抜け出すことや治療することの難しさをわかりやすく表現してくれているのもよかったです。
私自身もスマホでのネットサーフィンに依存気味なので、この本を読むことで客観的に自分の状態を見ることができましたね。
今まで自分には関係ないと感じていた、「依存症」のことが、実は結構身近にあるんだと、考え方が変わりましたね。
まとめ:「依存症」に悩んでいる、あなたにオススメの一冊!

今回は「依存症」についてのさまざまな「種類、治療法、経験談」などを、分かりやすく教えてくれる、一冊をご紹介しました。
特に実際に「依存症」を経験して、抜け出した人たちのエピソードは本当に心に刺さりますし、参考になる部分だと思います。
もし読者の皆さんにも「これやめたいけど、やめられない…」と悩んでいる人がいるなら、一度「依存症」について、知ってみるのがいいと思います。
今日のコツコツ
依存症のことは、「まぁ正直自分には、関係ないだろ」と思っていましたが、読んでて自分の想像以上にドキッとしたシーンが多かったです。
ですがこの本を読み終えて、”自分はこれに依存気味”なんだと自覚することに繋がったので、この気づきを大切に、これからも頑張っていこうと思います!
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