傭兵団の料理番4巻は、「料理の腕一本で絶望的な戦況を変える、”シュリの逆転劇が描かれる巻”」です。
「ネタバレなしで4巻の雰囲気だけ知りたい方はこちら」
「追い詰められた状況からのシュリが見せる度胸と料理人としての大一番が非常に盛り上がる内容です。」
「傭兵団の料理番4巻」のあらすじ

ニュービストでの”裏切り者の事件”を終わらせたガングレイブ傭兵団は冬を越すために別の町にたどり着きます。
そこで地元の領主から「商業国ワロンと山の民グルゴ、海の民バイキルとの戦の依頼」を受け、何か嫌な予感を感じつつも依頼を引き受けるガングレイブ。
しかし戦場では領主の息子が勝手に指揮を執り、戦況はどんどん悪化、敵にとって有利な地形におびき寄せられてしまいます。
挙句の果てに領主の息子がガングレイブ傭兵団を見捨てて勝手に戦線を離脱、ガングレイブ傭兵団は戦場で孤立してしまうのでした。
「傭兵団の料理番4巻」の見所ポイント3選

1.戦えないシュリの葛藤と料理人としての覚悟
戦場に取り残され、全員が死んでしまうかもしれない危機的状況でシュリは必死に仲間たちのために「自分でもできること」をします。
ここに来て、シュリはただの料理人で戦えないという事実がとてものしかかる辛い描写が描かれています。
「少しでも皆の力になりたい、でも自分には力がない」、そう感じるシュリの葛藤と想いがとても丁寧に描写されていて、目頭が熱くなりました。
”シュリが感じる、罪悪感や無力感が伝わってくる構成”が気になる方は4巻はかなり楽しめる巻です。
2.すれ違うシュリの覚悟と”仲間たちの優しい嘘”
シュリはガングレイブに頼まれて、戦況を打破する”起死回生の重要な作戦”を任されます。
ですが、その裏には優しい嘘が隠されていて、ガングレイブたちのシュリへの想いがとても真っすぐに伝わってきました。
ガングレイブ達のために少しでも力になりたい「シュリの覚悟と、せめてシュリだけには無事でいて欲しいガングレイブたちの想いのすれ違い」が何とも悲しい。
”嘘の中に隠されたシュリへのガングレイブたちの気持ち”に興味が持てるなら、ファンの方は読むべき内容です。
3.シュリに応え命がけで戦うガングレイブ傭兵団の皆
物語後半で負ける可能性が極めて高い戦にガングレイブと仲間たちは「シュリのために戦い抜く」という決心をします。
更に、部下たちのほとんどがシュリのために命を懸けて残ることを選択し、この場面でシュリがいかにガングレイブ傭兵団の仲間として大切に思われていたかが分かるシーンです。
主要メンバーだけでなく名前も分からないモブの仲間たちも一丸となっているこのシーンは本当に感動の一言。
”シュリのためにガングレイブ傭兵団の心が一つになる熱いストーリー”が楽しめる方には4巻は特におすすめ。
「傭兵団の料理番4巻」の一番の名言

グルゴの民との交渉をしようとするシュリが問答無用で殺されそうになった際に相手に向かって言い放った言葉です。
少しでも言葉を間違えたら殺される状況で、シュリの見せる度胸と啖呵には読んでいて惚れ惚れしました。
「武器もない、体力も武力もない。あるのは包丁だけ。僕は自分の包丁を人には向けない!」
出典:「傭兵団の料理番4巻」 出版:ヒーロー文庫 原作:川井 昴 引用:P78~
戦えない負い目を持っていたシュリが命がけで交渉に臨む姿は爽快で、4巻屈指のグッときた場面です。
”シュリの腹を括ったカッコいいシーンが見たいファンなら”4巻はかなり惹かれる展開。
「シリーズの中でも、特にシリアスな雰囲気が前面に押し出されているストーリーで、平和な日常回に飽きていた読者にはうってつけの内容。」
個人的な感想・レビュー

今回は普段は料理番として後方で仲間たちを支えてきたシュリが、ガングレイブ達を助けるために”初めて”戦場に繰り出す印象的な展開でした。
シリーズを読んできて、シュリの覚悟と胆力の強さがいつもよりも際立っていたように感じます。
戦えない料理人が料理で絶望的な戦況を覆していくストーリー構成は、読んでいて見事だと感心してました。
4巻を一言でまとめると、「シュリが料理の腕で戦況をひっくり返す、大逆転劇の展開」でした。
「傭兵団の料理番4巻」を読んだまとめ

傭兵団の料理番4巻は、「シリアス、絆、料理、そしてシュリの覚悟の強さ」が強調された巻でした。
最後に個人的な見どころをまとめていきます。
- シュリの抱える”負い目”と仲間たちへの想い
- 仲間たちの助けになりたいシュリとシュリを助けたいガングレイブたちの切ないすれ違い。
- シュリのために命を懸けてくれるガングレイブ傭兵団全員の結束。
いまだないくらい絶体絶命に陥るガングレイブたちとシュリ、シリーズをここまで読んできたファンの方には、想像できないくらい怒涛の勢いで物語加速していく巻です。
「料理人のシュリが織りなす、絶望からの逆転劇に強く惹かれる方は読む価値の高い一巻です。」👇
「4巻の逆転劇の先で、シュリたちはさらに大きな局面へ。続きが気になる方は5巻レビューもぜひご覧ください。」

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