こんにちは、しじみぱんだです!
「薬屋のひとりごと5巻」を読破しました。今回はその感想・レビュー、そして見どころ3選を分かりやすくご紹介します。
5巻の最大の見どころを一言でいうなら――
「猫猫(マオマオ)と壬氏(ジンシ)の熱い恋模様」です。
そのほかにも「蝗害問題」や「西方の国の不穏な動き」、「紙の村での権利争い」など、政治・社会的な要素も盛りだくさん。
猫猫が西方の地でも事件に巻き込まれていく、まさに読みごたえ抜群の一冊でした。

ネタバレは極力避けていますが、軽い内容の触れはあるのでご注意ください!
「薬屋のひとりごと5巻」のあらすじ

前巻の事件がひと段落し、平穏な日々を送っていた猫猫。
しかし再び、「蝗害」や「西方の国の陰謀」、「紙の村の権利問題」など、新たな厄介事に首を突っ込んでいくことになります。
さらに壬氏の命令で、后・玉葉妃(ギョクヨウヒ)の故郷である西都へ同行することに。
そこで待ち受けていたのは、思惑が入り乱れる陰謀と、猫猫と壬氏の関係に大きな変化をもたらす出来事でした。
「薬屋のひとりごと5巻」から登場した人物

| 右叫(ウキョウ) | 緑青館(リョクショウカン)の男衆たちのまとめ役。豪快で面倒見がいい性格。 |
| 左膳(サゼン) | 元は子(シ)の一族の下で働いていた見張り。偶然猫猫と再会し、その後は緑青館で下男として働く。 |
| 梓林(ズーリン) | 緑青館に新しく入った姉についてきた妹。臆病で口がきけない。 |
| 陸孫(リクソン) | 羅漢(ラカン)の従者で物腰低い優男。一度見た人の顔は絶対に忘れない”特技”を持っている。 |
| 白娘々(パイニャンニャン) | 花街で話題の不老不死の仙女と噂される西方の女性。生まれつき体全体が白い(アルビノ) |
| 卯柳(ウリュウ) | 里樹妃(リーシュヒ)の父親。娘を政治の道具としてみている節がある。 |
| 玉袁(ギョクエン) | 玉葉妃の父親。娘に似て肝が太い。 |
| 姶良(アイラ) | 西方の特使。青い髪飾りが特徴。もう一人見た目がそっくりな姉妹がいる。 |
「薬屋のひとりごと5巻」の見所ポイント3選

1.猫猫の厳しいながらも不器用な優しさ
猫猫は貧民街に住む姉妹の姉から、「今の生活から抜け出すために妓女にして欲しい!」と口を利いてくれるように頼まれます。
ですが花街の光も闇も知っている彼女は生半可な気持ちでは駄目だと厳しく突き放します。
最終的に姉の覚悟を知った猫猫は緑青館に紹介します。そこで猫猫が彼女に向けて思う気持ちには、猫猫の人生観や不器用な優しさを感じました。
花街という環境で育ってきた猫猫だからこそ言える深い言葉でしたね。
今後、この娘がどうなるかなんて猫猫には関係ない話である。自分で選び、進んだ道だ。それを後悔するなら汚泥の中にずぶずぶ沈んでいけばいい。
出典:「薬屋のひとりごと5巻」 出版:ヒーロー文庫 原作:日向夏 引用:P91から

猫猫の人生観や考えが改めて分かる一幕でした!
2.横暴な地主に放った猫猫の”痺れる一言”
西都に向かう途中、猫猫は後宮のやぶ医者の実家がある村によります。
そこでは隣村の地主が紙の権利を巡り、やぶ医者の家族にいちゃもんを付けていたのです。
みかねた猫猫は話し合いの場に同席し、持ち前の洞察力と度胸で相手の隠していた”弱み”を見つけ出しました。
このシーンに至るまでの猫猫の掛け合い、猫猫の推理力と思い切りの良さ、地主に対して放つセリフには痺れました!
「やるならやり返される覚悟くらい持てよ」
出典:「薬屋のひとりごと5巻」 出版:ヒーロー文庫 原作:日向夏 引用:P230から

やぶ医者のおっちゃんは好きなキャラの一人だったので、ここでの猫猫の行動には読んでて爽快でした。心の中で拍手しましたね!
3.猫猫と壬氏の熱い愛の行方
西都になんとか到着した猫猫は、今回の遠征の”本当の目的”を知ることになります。
猫猫は羅漢の一族の代表として宴に参加します。そこで流れで従者の陸孫と西洋風のダンスを踊ることになってしまいます。
その様子を遠くから見つめる壬氏の嫉妬の気持ちは読み手にもひしひしと感じるほどでした。
その後少し事件があったものの、宴を抜けだした猫猫。そこで同じく抜け出してきた壬氏が抑えられない気持ちを猫猫にぶつけます。このシーンは読んでいてこちらまでドキドキするような、「薬屋のひとりごと5巻」では一番の注目ポイントです!
首を絞められ、関節を外されそうな猫猫は苦悶の表情を浮かべる。
少しでも空気を吸おうと上を向き、魚のように口を半開きにする。その間抜けな顔を、上から壬氏が眺めて、そして―
出典:「薬屋のひとりごと5巻」 出版:ヒーロー文庫 原作:日向夏 引用:P358から

さんざん焦らされてきた壬氏が思いをここにきて静かに、情熱的に猫猫に伝えるシーン。
その後の展開も含めて、読んでいて文章に目が捕まってしまいました!
「薬屋のひとりごと5巻」の一番の名言

個人的に「薬屋のひとりごと5巻」で一番心が痺れた名言を今回はご紹介します。
隣村の地主にとある”賭け”を提案したときに、地主の部下を軽く挑発した猫猫。その際手を上げられそうになった猫猫を壬氏がかばってくれた際に行ったセリフです。
壬氏が内心どれだけ猫猫を強く思っているかが分かるシーンで、思わず「カッコイイ!」と読んでいて口にしてしまいました!
「この娘が銀三百で買えるなら安いものだな」
出典:「薬屋のひとりごと5巻」 出版:ヒーロー文庫 原作:日向夏 引用:P217から
今後の展開で楽しみなところ

- 猫猫と壬氏の関係が今よりどう進展していくか?
- 西方の国で蠢く陰謀の行方
- 蝗害への対処
- 羅の一族の人減として猫猫がどうなっていくか?
まとめ:「薬屋のひとりごと5巻」は恋と謎が絡み合う“転機の巻”

「薬屋のひとりごと5巻」は、猫猫と壬氏の関係が大きく動いたターニングポイント。
恋愛・陰謀・人間ドラマが見事に絡み合う、ボリュームたっぷりの一冊でした。
普通のラブストーリーとは一線を画す、猫猫らしい“理屈と感情のバランス”が魅力となっていまっす。
まだ読んでいない方は、ぜひチェックしてみてください!
今日のコツコツ
壬氏と猫猫がゆっくりと、確実に思いを伝えあっている感じを見るのは楽しいです。
ですが個人的にはやぶ医者のおっちゃんが出てきてくれたのがうれしかったですね!
なんというかあの憎めない感じが好きなんですよね。
第6巻も楽しく読んでいきます!

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