小説版「薬屋のひとりごと」第一巻の感想・レビュー!

読書

こんちにはしじみぱんだです!

今回は小説版「薬屋のひとりごと」の第一巻を読んだ感想や、あらすじの紹介、レビューをご紹介していきます。

中華風の後宮を舞台にした、謎と陰謀うごめく様々な事件を、毒と薬が大好きな少女”猫猫”が次々と解決していく様は見ていて飽きませんでした!

また”猫猫”と”任氏”が徐々に距離を縮めていく様子も、見ていてどうなっていくかが非常に気になります。

  • 中華風ミステリーが好きな方
  • 毒や薬の知識を活用して事件を解決する主人公が見てみたい!
  • ミステリーだけじゃなくて、恋愛要素も気になる!

そんな方にオススメの小説です!

薬屋のひとりごと ヒーロー文庫 / 日向夏 【文庫】
しじみぱんだ
しじみぱんだ

ネタバレが多少含まれているので、これから読みたい人は注意してくださいね!

「薬屋のひとりごと」 第一巻 あらすじ

17歳の薬屋の少女”猫猫”は薬草採取中に人さらいに誘拐され、後宮へと売り飛ばされていしまいます。

最初は目立たずに、年季が終えるまで過ごそうと思っていた彼女ですが、最近後宮内で噂になっている”皇帝の御子がみな短命”という噂を聞きます。

持ち前の知識欲と好奇心から事件について調べる猫猫は、それを皮切りに後宮内のさまざまな謎や陰謀に巻き込まれていく…という内容です。

薬屋の彼女がその豊富な薬や毒の知識と冷静さや洞察力をもって、事件や謎を解決していくのは、読んでいて爽快でオススメの一冊です!

第一巻の主な登場人物

ここでは、「薬屋のひとりごと」第一巻に出てくる、主な登場人物をご紹介していきます。

猫猫(マオマオ)17歳、花街で薬屋をしていて毒や薬への知識や好奇心が豊富、冷静だが毒舌なところもある
任氏(ジンシ)年齢不明、後宮の高官で猫猫に強い関心を抱いている。天女のような美しい容貌をしているが、腹黒い一面も
高順(ガオシュン)任氏の補佐役で、何かと自由に行動する猫猫と任氏のサポートをしている苦労人。最近前髪の生え際が気になってきたらしい・・・
帝(ミカド)34歳、現皇帝で後宮のトップ。豊満な体が好みの仕事ができるお方、主上とも呼ばれる
玉葉妃(ギョクヨウヒ)19歳、優しくおおらかで美しい女性。四夫人のうちの一人で「貴妃」、翡翠宮に住む。
梨花妃(リファヒ)23歳、水晶宮に住んでおり、4夫人の内の「賢紀」
里樹妃(リーシュヒ)14歳、4夫人の中で最も若い、「徳妃」金剛宮に住んでいる。体質的に食べれない物が多いらしい…」
阿多妃(アードゥオヒ)35歳、4夫人の中で最も年齢が高い、「淑妃」柘榴級に住んでいる、凛々しく理知的で慕うものも多い

なぜこの本を読んだのか?

私が「薬屋のひとりごと」を読もうと思ったのは、一言でいうと”世間で話題になっていたから”です。

なんだか動機としては不純な気もしますが、私自身小説を読むことが久しぶりで、何を読もうか悩んでいました。

そんな時にYouTubeのショート動画でアニメ版の「薬屋のひとりごと」の切り抜き動画を見て、「おもしろそうだなぁ…」と感じた事がきっかけです。

そのままアニメ版から見てみようとも思ったのですが、せっかくなら原作から見たいタイプなので、この度1巻から読み始めました。

個人的な見どころ3選

主人公”猫猫”という人物

主人公の”猫猫”は薬屋をしていただけのことはあり、毒や薬の知識が非常に豊富です。

また、性格も基本無口で不愛想なのですが、結構毒舌家です。

そして一度好奇心や知識欲に火が付くと、周りが見えずに突っ走ってしまうところもあります。

そんな彼女の存在が周りの人間に良くも悪くも変化をもたらしていく展開は、読んでいて本当に面白かったです!

まさしく彼女自身が”毒にも薬にもなれる存在”なんだなぁと読んでいて感じていました。

その中でも彼女の毒と薬への異常な執着を感じさせるところを、一部ご紹介します。

傷薬や化膿止めの効能を調べ、毒を少しづつ飲み耐性をつけ、ときに自分から毒蛇をかませることもあった。たまに量を間違えて、倒れることもあった。

出典:薬屋のひとりごと 第一巻 引用:第7話 「枝」 P44から引用

 

後宮という独特な場所でのストーリーと人間関係

舞台となるのは「後宮」という一言でいうと、「皇帝の世継ぎを生み出すための場所」なのですが、基本「女の園」です。

日本で言うと大奥のようなところなのですが、権力争いや陰謀などが、後宮といういわば「籠であり、花園の中」で繰り広げられます。

猫猫もまた、そこでの人間関係や陰謀に巻きもまれていくのですが、「後宮という特殊な環境と猫猫の冷静な性格と知識」が絡み合ってストーリーに深みが出ていると感じました。

第一巻でも、後宮ならではの謎や陰謀が繰り広げられ、見ていてこちらもハラハラしました。

猫猫と任氏の関係性

さて、「薬屋のひとりごと」を語る上で、外すことができないのは「猫猫と任氏の関係性」だと思います。

下女である猫猫と高官である任氏との関係は、最初はお互いに何とも思っていなかったのが、物語が進むにつれてお互いを意識するようになっていきます。

2人の軽快な会話のやり取りは見ていて本当に面白くて、この作品の魅力です!

個人的に特に面白かったのが、猫猫が一度後宮を出て3日ほど実家のある花街に里帰り(猫猫はその花街の妓楼出身)したときなのですが、その後帰ってきた後に”いろいろと”勘違いしている任氏とそれを見て勘違いしている猫猫のやり取りは必見のところだと思います。

まるでアンジャッシュさんのコントを見ているようで、読んでいてクスリと笑えるシーンでした。

まとめ:「薬屋のひとりごと」 第一巻の感想・レビュー

「薬屋のひとりごと」は後宮を舞台にして、薬屋の少女”猫猫”が事件や謎を解決していくストーリーです。

第一巻では後宮の毒事件などが主で、猫猫と任氏との関係もここから始まる内容でした。

私は続編で二人の関係がどう進展していくのか?どんな謎が待ち受けているのか?などがとても気になります!

第一巻は小説家になろうの「後宮編」に当たるところです、そちらから読んでみるのもオススメです!

今日のコツコツ

自分は文庫版から読み始めましたが、「こんなに面白い買ったとは…!」と驚愕しています。

主人公の猫猫の性格やキャラも魅力的で引き込まれましたね。

ただ個人的に私が好きなキャラは医官のおっちゃんです(笑)

あの仕事ができないけど、憎めない感じが妙に気になるんですよね…

第2巻も楽しみです!

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