読んでも忘れない読書法?『高速読書』の実践レビュー

コツコツ読書

「読書って、読んだ直後は覚えてるのに、数日後にはほとんど忘れてる…」 そんな経験、ありませんか?私はあります。何度もあります…

ですが、そんな悩みを解決できる本があるのです。この本を読めば、本を読むスピードが上がり、記憶にも長く定着する読書テクニックを身につけることができます!

その本とは、上岡正明さんの『死ぬほど読めて忘れない高速読書』でした。

この記事では、ただ速く読むだけではなく、「読んだ内容を記憶に残し、行動につなげる」ことを目的とした読書術を身に着けられる一冊をご紹介しています。

著者の上岡正明さんは脳科学や心理学の知見をもとに、独自の読書法を提案しており、科学的根拠にもとづいて考えられた「高速読書」は非常に参考になります。

それではご紹介していきます。

どんな本なのか?

一言でいうと『死ぬほど読めて忘れない高速読書』は、ただ速く読むだけではなく、記憶に残し、行動につなげることを目的とした読書術を紹介する一冊です。

著者の上岡正明さんは、脳科学の知見をもとに「分散効果」「エピソード記憶」「アウトプット」の3つを軸にした読書法を提案しています。

特徴的なのは、1冊を30分で3回読むというスタイル。 1回目はざっと全体を把握し、2回目で重要箇所を再確認、3回目でアウトプットを意識して読むことで、記憶への定着と実践力が高まるという考え方です。

この本を読んだ理由

私がこの本を読んだ理由は、「本を読む効率を上げること」と「本で学んだ知識を忘れないようにする方法が知りたかったから」です。

なぜなら、私は本を1冊読むまでにかなり時間がかかっていて、また、せっかく読んだ本の内容もあまり覚えられていないことが多かったからです…

具体的には、1冊の本を読むまでに2日かかることもありました。大事だと思っていたところもしばらくすると、忘れてしまったり、非常にもったいない気持ちになっていました。

なので私は「読書スピードを上げる」ことと、「記憶への定着」の2つの方法を学ぶことができる、この本を読もう!と思いました。

心に響いたところ5つ

  1. 「読書は人生の武器になる」  → 読書量が人生の豊かさに直結するという言葉に、背中を押された気がしました。
  2. 「目的意識を持って読む」  → ただ読むのではなく、「何を得たいか」を明確にすることで、読書がぐっと深まる感覚がありました。
  3. 「漢字だけリーディング」  → ひらがなを飛ばして漢字中心に読むことで、スピードと理解力を両立させるという発想が新鮮でした[1]。
  4. 「アウトプットノートのすすめ」  → 読んだ内容を青ペンで殴り書きすることで、記憶に残りやすくなるという実践的な工夫が印象的でした[2]。
  5. 「7冊読めばその分野の有識者になれる」  → 知識を深めるための具体的な目安があることで、読書のモチベーションが高まりました。

「読書は人生の武器になる」

「読書は人生を歩んでいくうえでの武器にもなるし、いいビジネスパートナーにもなってくれる」と書かれていました。

私も学生時代から読書をしてきて、本から様々な知識を教わってきたと感じています。なのでこの本を読んで、なんだか自分の考えが肯定され、背中を押された気がしました。

「目的意識を持って読む」

この本では、読書をするときは、自分は何のためにこの本を読むのか?と目的意識をもって読書することが大切だと紹介されていました。

目的意識をもって読書することで、読書するときに脳がその目的を達成するために必要な情報が目に止まりやすくなる(カラーバス効果)からだそうです。

そういった脳科学の分野の知識も学ぶことができたので、印象に残りましたね。

「漢字だけリーディング」

「高速読書」を身につけるときのテクニックの1つに、「漢字だけリーディング」という方法が紹介されていました。

ひらがなを飛ばして漢字中心に読むことで、スピードと理解力を両立させるという発想なのですが、実際にやってみるとなかなか難しく感じ、慣れるまでは大変だと思いました。

ですが、新しい読書テクニックを知ることができたので、よく覚えています。

「アウトプットノートのすすめ」

この本では、読んだ本の内容を実践するときに使う、「アウトプットノート」というものが紹介されています。

この方法は、読んだ本の内容を記憶に定着させるためのやり方なのですが、実際に表付きで、すぐにでもまねできるように、分かりやすく紹介されていました。

私自身も、「これならすぐに実践できるな…」と思いましたので、オススメの読書テクニックの1つだと思います。

「7冊読めばその分野の有識者になれる」

著者の上岡正明さんは「7冊読めばその分野の有識者になれる」と書かれていました。最初にこの文章を読んだときに感じたのは、具体的な目安が知れてうれしい!でした。

まあ実際7冊読んでも、個人差はあるでしょうし分かりませんが、でも具体的に7冊ぐらい読めばそのジャンルの知識をある程度身に付けられるということが知れてうれしかったですね。

この本を読んで感じた事

私がこの本を読んで一番感じたのは、「読書はただのインプットではなく、行動につながる力になる」ということ。 今まで「読んだはずなのに覚えていない…」と感じていた理由が、読書の目的や読み方にあったんだと、新しい視点を見つけてくれました!

実際に、著者の提案する方法で1冊を3回に分けて読んでみたところ、慣れないところもありましたがいつもの読書よりかは早く読破することができ、本の内容もただ読んでいた時よりも頭に残っていると感じました。

個人的ににつまり何?とつぶやきながら読むテクニックは、自分には難しかったですが、要点をつかむのにとても役立ちました。

読書に時間をかけられない人や、読んでもすぐ忘れてしまう人にとって、この本は読書の質を根本から変えてくれる一冊だと思います!

しじみぱんだ
しじみぱんだ

いままでは、ただ「本を読む」だけでしたが「高速読書」を知ることができ、読書をすることがいつもより楽しみになりました!

まとめ:「高速読書」を身に着け、人生を豊かにしよう!

『死ぬほど読めて忘れない高速読書』は、ただ速く読むだけではなく、「読んだことを人生に活かす」ための読書術を教えてくれる本でした。 読書に対する考え方が変わり、「読むこと=行動の種まき」だと気づかされました。

特に印象的だったのは、「目的を持って読む」「アウトプットを前提に読む」という姿勢。 この本を読んでからは、1冊の本との向き合い方がぐっと深まり、読書がもっと楽しく、実りあるものになりました。

もし「読んでもすぐ忘れてしまう…」と感じているなら、この本はきっと読書の悩みを解決してくれる一冊になってくれると思います。 ぜひ一度、だまされたと思って読んでみてください、きっと、あなたの読書が変わります!

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今日のコツコツ

書評ブログを書いていくうえで、「本をいかに早く、内内容を理解して読むか」とは私の悩みの種でした。ただ早く読んでも内容を理解できなかったり、ましてや読書を楽しめないようでは本末転倒だと思います。

今回この本に出会えて、読書への新しい視点を得られたのが一番うれしいですね。

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